保存版部活日誌

2013年01月02日
  初夢が修学旅行で出欠確認しているところだったという教師の鏡のようなスタートでした。
 昨日の実業団駅伝では、タイムは持っていてもうまくピーキングを合わせられない、陸上の難しさを感じました。
 そして今日の箱根駅伝。義弟がコーチを務める大東文化大学、そして法政大学の応援をしました。義弟は市田君のサポートだったので何度もテレビに映っていました。左側の写真の左側、右側の写真で左から2番目。
 
 法政は持ちタイムでいうと最下位争いになる位のチームです。しかし駅伝はチームスポーツ。チームスポーツである以上、個人の能力の合計で結果は計れないのです。
  Champion team will always beat team of champions.
 優秀な選手の集まったチームが勝つのではなく、気持ちの繋がりや目標が一致したチームワークのあるチームが勝つのです。
 箱根駅伝に出場するようなチームであればどのチームでもチームワークはありそうな気がしますが、大きなチームになればなるほど、監督、コーチ、選手、サポートの数も増え、チームに関わる人の人数も増えます。人数が増えればその分だけまとめるのも難しくなります。
 今日活躍した区間3位西池選手、区間3位黒山選手、区間位2関口選手はみな同じ2年生です。予選会では下から2番目の通過タイムでしたが、今日までどのような覚悟で練習を積んできたのでしょうか。どのチームも凄まじい練習を積んできているなか、それでも結果を残すためには自分の力以上の何かが後ろになくてはいけません。
 それがチームのためだったり、家族のためだったり、人によっていろいろですが、普段の練習に対してのモチベーションが大きく変わってきます。
 各校有力者が走る1区で初めて箱根に出場した西池選手が堂々と走っている姿が続く2年生たちに大きな力を与えました。
 自分たちならできる、大丈夫、そう思うことができたら 勝ちです。逆にこれまでも繰り返されてきましたが、持ちタイムが他を圧倒している駒沢大学のようなチームでも出だしの失敗が自分たちの自信に大きな影響をして力を発揮できなくなることもあります。
 今日の法政の走りは見ているみんなに素晴らしい感動を与えてくれました。きっと来年法政に入ろうとしている選手たちにも勇気を与えたことだと思います。
 そして僕たち法政高校陸上部にも。
 明日、法政そして大東が揃ってシード権を取ってくれることを祈っています。
2013年01月03日
  法政大学 箱根駅伝 9位 シード権獲得 おめでとうございます!!
 今回の箱根駅伝ほど、誰が速いとか、そういう情報があてにならず、当日に調子を合わせられた選手が結果を出すということを見せつけられたレースはありません。サッカーでは、強いチームが勝つんじゃない、勝ったチームが強いという言葉がありますが、まさにそういうことだと思います。見ていて、実際に法政大学高校陸上部も、短距離、中・長距離関係なく、どんな状況でも、そして強敵を相手にしても自分たちのことを最後まで信じられるだけの準備、そして心の強さが必要だと実感しました。
 法政大学がシード権を取ることは、優勝することに匹敵する価値があると思っていました。それが実現された今、法政大学陸上部が昨年1年間どれほどの努力を積んできたのか想像すると、自分たちももっともっと自分たちのことを信じて努力していこうという新たな炎が灯された気持ちです。
 12月の記録会で感じた、この時期に調子をあげていくことのむずかしさ、同じ人間でもまったく別人のようになってしまうという実感があるからこそ、箱根駅伝を見ていても、何で実力のある選手が力を出せないことがあるのか、無名の選手が大活躍をするのかということがよく理解できたと思います。レースを始める前から、周りの選手を見渡して、自分ではネームバリューで負けてしまう、勝てないと思うのではなく、当日速い選手が勝つ、自分たちの力を信じるようにという夏合宿で日立の早瀬コーチが贈ってくださった言葉も再度実感できたのではないでしょうか。
 単なる視聴者として見るのではなく、競技者の一人として見ることのできた箱根駅伝はきっと今までとは違うドキドキ感があったはずです。
 法政の9区、10区を走った選手は法政二高の出身です。君たちだけが見ることを許されている最高の到達点にある各種目に応じた夢を描いて、実現させましょう。
 できる、できる、自分たちなら必ずできる。
2013年01月28日
 おはようございます。
 残念ながら今朝も雪が降ってしまいました。
 井の頭公園陸上競技場はしばらくまた使えなそうです。
 ところで、昨日の大阪国際女子マラソン、福士選手、日本人トップでゴールしました。3度目のスタートラインにつくまでは周りの雑音もたくさんあったことだと思います。僕がよく使う表現で言えば、練習でやってきたことは全て出すことができた、でも限界の先までは出せなかったという感覚だと思います。見ている側は結果だけ見ていろいろと言いたくなりますが、走っている側からすると、そんな簡単なものではないことは重々知っています。本当に感動させられました。また、競技をする上で、素晴らしいライバル関係が築けるかどうかということもスポーツ心理学では大切な要因とされていますが、渋井選手はレース前から福士選手に勝ってほしいと言っていました。これは先日行われた女子サッカーでバロンドールを受賞した澤選手と、同じく今回受賞したワンバック選手にも見られる関係です。二人は同じチームでプレーしていたチームメイトでもあり、ワールドカップ、オリンピックという最高の舞台の決勝で2度も同じピッチで戦えたことを誇りに思っています。単純に自分が勝ちたいということだけではなく、お互いのベストプレイを心から応援している関係です。スポーツの根本は、何と言っても楽しむことです。スポーツを極めたいと思うと苦しいことにも耐えなければいけませんが、そういう練習すら楽しいと感じさせるライバルがいることは素敵なことだと思います。
2013年02月01日
 おはようございます。
 今日は怪我をしている部員にむけて、アメリカのスポーツ医学の研究から簡単に紹介したいと思います。
 まずは、睡眠をとることの重要性について。睡眠をとることが大切だということは誰でも理解していますが、では、なぜ大切なのかとなるときちんと答えられない人も多いかと思います。具体的にどのような効果があるのかということを学ぶと、更に睡眠をとるために努力しようという気持ちにもなるはずです。
 ○なぜ、睡眠が必要なのか?
  それは、睡眠時間だけが唯一
  ・体の再生
  ・筋肉の再構築
  ・骨の強化
  ・赤血球の再備蓄
  などの重要不可欠な活動を生み出すことが可能な時間だからです。

 ×睡眠をとらないと
  ・高血圧(疲労物質の血液残存率上昇)
  ・体重の増加
  ・ストレスホルモン上昇
  などの悪影響を及ぼす。
  人は機械ではないので、心の在りようが日々の活動や、パフォーマンスに大きく影響します。ストレスを抱えた状態と、そうでない健全な状態では雲泥の差が生まれてきます。

 次に、なぜ怪我をしているときも運動をするのかについて。僕は日頃から怪我したときに完全休養というのを薦めていません。このことについても、研究がされていました。
 運動を続けることにより、
 ・運動による体重減少を伴う筋力の増加
 ・関節機能の向上
 ・QOL(Quality of Life)の向上
  ・関節部分の潤滑液の補填。
 また、気持ちの面では、
 ・気持ちを安定させる脳内物質セロトニン、ドーパミンの分泌→薬と同じ効果あり、最も安全で健康的な薬になる。
 つまり、運動を続けることにより、怪我の原因となる幹部に対する負荷を減らし(おもりとなる体重の減少、周りのサポートとなる筋力の増加)、怪我の修復や2次的な怪我の防止となる潤滑油の補填ができ、運動することができないというネガティブな考えから生まれるストレスを抱えることなく、心身ともに安定させられるわけです。
 病院で処方される薬のほとんどが、本来は体の中で生み出すことができる物質で、それを薬を使って補填するか、運動によって自ら生み出す力を再生するかの違いですね。
 もちろんここで言っているのは、膝を負傷しているのに、ジャンピングフロントランジや、スクワットジャンプをしろと言うことではなく、これまでの話に戻りますが、「全身のバランスが大切」だということです。膝が痛むのであれば、大体四頭筋、大殿筋、ハムストリングス、ひらめ筋などのバランスを整える、体幹、上半身のバランス、正しいランニングフォームへの是正などバランスをキーワードに取り組むことです。もちろん、心と体のバランスが大切なので、心について学ぶ機会にすることも必要です。
 どうでしょうか?少しは気持ちが前向きになりましたか?
2013年02月09日
 おはようございます。
 今朝は気温が1℃。学校に来るときも指先が凍傷になるかと思いました。凍傷といえば、登山家の栗城さんはこの前のエベレスト無酸素登頂挑戦で9本の指を凍傷になりましたが、医師からは切断するように忠告されていますが、切断せずに回復を目指しています。以下、栗城さんブログより引用です。
 「なぜ切らずに粘っているかというと、登攀のパフォーマンスが落ちるからとか私生活に影響があるからだけではありません。

 この指は僕にとって家族であり、今までの様々な困難を支えてくれた仲間でもあります。

 ご飯を食べたり遊んだり、昔は野球をしたり、この指との思い出は数えきれないほど沢山あります。

 ヒマラヤでの厳しい登攀や極寒強風の中でも、指は常に頑張って僕を守ってくれました。

 凍傷は低酸素と低温で血液の循環が悪くなった時に、脳と心臓に血液を送るために自ら細胞を閉じていくのです。

 つまり、僕の指は僕の命を守る為に自らの命を閉じたのです。

 だからこそ、次は僕が守る番です。」


 栗城さんのブログには、エベレスト登頂を目指しての戦いがどのようなものだったのか、そしてその結果負うことになった凍傷の指が写っている写真も公開しています。栗城さんについては、合宿でみんなにもビデオを見てもらいました。栗城さんの新たな挑戦を応援したいと思います。

 そして、今日は武蔵野陸上競技場での練習ができることになりました。これも全て高橋先輩のつぶやき「明日(土曜日)武蔵野陸上競技場が(A)開放になってるんだけど、練習できないかなぁ」という言葉からでした。僕もいろいろと忙しく、日程を立てたのが12月だったために、先入観で土曜日は開放していないと思い込んでいました。やはりOBは+α部員です。OBを大切にしている部活だからこそ、OBが自分の練習を母校の部活に戻って行いたいと思う部活だからこそ、今日の機会に恵まれたのだと思って、感謝の気持ちで一杯です。そして、そのつぶやきを紹介してくれたのが昨日来てくれた星川・田中両コーチです。繋がりを感じますね

 気温は本当に寒いですが、心はポッカポカということで、感謝の気持ちを胸に練習しましょう。

2013年03月20日
 おはようございます。
 今日は多摩湖駅伝に出場しました。

 多摩湖駅伝に出場するのは、現在の3年生を含めて初めてです。自分も40K走の時に多摩湖を使いますが、どの部分をレースに使用するのか全くわからず、ぶっつけ本番で臨んだレースでした。

 女子記録
 1区 1年 丸田10分17秒
 2区 2年 吉村10分34秒区間2位
 3区 1年 高橋10分22秒
 4区 1年 三角 9分41秒区間2位トータル40分54秒
 高校女子の部4チーム中4位

 男子記録
 1区 1年 奥野 27分53秒
 2区 3年 内山 30分01秒
 3区 顧問 木村 27分20秒
 4区 3年 清水 29分20秒
 トータル 1時間54分43秒
 高校男子の部14チーム中10位

 非常にアップダウンの厳しいコースでした。2月3月と本格的な練習がほとんどできない中での、このタイムは立派です。
 3年男子の勇姿を見ることができ、さらに一緒に走ることができたことは幸せでした。
 短距離の部員や保護者の方まで一生懸命応援してくださり、選手たちも何度も諦めようと思ったようですが、その気持ちを引き留めてくれました。ありがとうございます。
 今日の駅伝は、これからの春のレースに向けて戦闘モードにしていくことと、秋の駅伝に向けてもう一度決意を新たにする、2つの目標を達成することができました。
 みなさんの様々な形での応援があってはじめて走りきることができました。今後も法政高校陸上部をよろしくお願いします。
 今日の写真はこちらから→2013年写真→多摩湖駅伝にお進みください
  顧問の日誌はこちらから→多摩湖駅伝顧問の日誌
2013年04月09日
 おはようございます。
 今日は武蔵野陸上競技場での練習です。
 4月はなかなか行けないので、貴重な練習機会です。

 今日は明日の新入生歓迎会のリハーサルで3年生のみでの練習でした。
 だんだんと総体予選が近づいてきているという実感がわきました。

 陸上は上手くいかないことの方が多いスポーツです。そして、体一つで勝負するので、小手先での技や、短期間で急激に速くなるという裏技もありません。他の部活動だと、レジスタンストレーニングさえ、継続してできないことの方が多い(きついから)。でも、陸上選手にとっては、レジスタンスは自分を今よりも一歩前に近づけてくれるトレーニングだという認識があるので、つらくても、継続して続けます。自分もトレーニングをしながら、きつさをかんじながら、そんなことを考えていました。
 そう考えると、陸上部員はある意味、変わり者の集まりです。球技のような爽快感を伴うゴールもなければ、息をきらさずにニコニコしながら練習できるわけでもありません。練習の前には、自信を持ってスタートしても、走りだしてしばらくすると、自分の限界を味わされる、上手くいかないことの方が多いのです。それでも、毎回気持ちを切り替えて、自分の限界と向き合うだけの勇気を振り絞って、スタートラインにつく。そんなこと、普通の人にはできることではありません。
 それでも、そうしてスタートラインに立ち続けて、悔しい思いを繰り返しながら、頑張ってきた君たちに、少しでもスポットライトが当たってほしいと思うのは僕だけでしょうか。
 明日の新歓、たくさんの新入生に、陸上の素晴らしさを実感してもらいたいと思います。
2013年04月19日
おはようございます。
 今日は寒いですね。
 総体予選まであと2日です。
 しっかりと準備を整えて、本番を迎えられるように今日という一日を大切にしましょう。

 中・長は来週のレースに向けて、まだ山を越えなければいけません。きついですが、このきつさを乗り越えてこそ、その先のレースでの達成感が待っています。頑張りましょう。

  今日も引き続き、1年生の新たな体験見学者が来てくれました。本当にうれしいです。自分は高2の担任をしていますが、クラスの面談をしていても、部活動に入っていない生徒に「陸上部はどう?」と声をかけると、決まって返事が来るのが「でも、足が遅いから」という返事です。本当に多くの人が、陸上部は足が速い人がやる部活動だと思っているのだと思いますし、実際にそのような位置づけで部活をしている陸上部もたくさんあるのだと思います。でも、自分が決まってこたえるのは、「運動をしたことがない君たちのお父さん、お母さんくらいの年齢の人だって、走っているじゃない」ということです。走ることは、人と比べることではありません。自分の中の、自分でさえ気づかない自分を探す旅、思ったより頑張れる自分がいたり、三日坊主だった自分がいつの間にか1週間走り続けていたり、練習しているうちに最初のスピードが全然苦しくなくなっている自分に気づいたり、いつの間にか食べるものでさえ体にいいものを選ぶようになっている自分がいたり、そういうことの積み重ねで、自分しか気づかない自分だけの目標が見つかって、そのゴールを一人、じっくり味わいながらかみしめたりすることなのだと思います。
 陸上と出会う前の自分の話をすると、体重は60kgに迫りつつあり、体脂肪の計測できる体重計など持っていませんでしたが、おそらく体脂肪率は20%近くあったと思います。そんな自分が三浦しをんさんの本のおかげで、朝練を始めて、誰よりも硬かった体が誰よりも柔らかくなり、月間の走行距離が200km、300km、500kmと伸びていき、体脂肪率を正確に測定できる体重計を求めるようになったり、普段着る服を含めて体に合ったものを選ぶようになったり、長かった髪を短くしたり、牛乳を無脂肪に変えたり、そもそも食べることをそれまで以上に貴重な機会だと考え、よく味わいながら、感謝しながらおいしくたべられるようになったりするようになったことは、陸上と出会ったから発見することができた新たな自分の姿です。このことには感謝してもしきれないほどの借りがあるので、せめて、それを高校生に伝えることで恩返しできればと思っています。
 先日ボストンで起きたテロ事件は、何万人もの人たちの、こうした日々の努力や、想い、そして新たな自分へと出会いたいという希望を打ち砕く行為です。多くの人が両足を切断しなければならない状況に陥ったことは、走るということを心から愛する人間の一人として深い悲しみと、悔しさ以外の何もありません。僕たちは、こうしたことにも心をとめながら、改めて走ることへの愛しさを噛みしめ、誰もが走ることを通じて、新たな自分と出会う喜びを経験してもらえることを祈り続けたいと思います。
2013年04月27日
 おはようございます。
 今日は総体支部予選2日目です。
 総体支部予選2日目結果
 総体支部予選2日目の様子
 
 今日は部員の成長と、練習で自分にどこまで自信をつけられるかということの大切さを部員一人一人が確認できました。スタートラインに立ったとき、苦しくなったときに自分の限界を超えて前に進めてくれるのは自信です。
 去年の一番仕上がっているシーズンから比べればもっとと思っている人もいるかもしれませんが、去年の4月と比べれば成長を感じられたはずです。
 まだ1年が始まったばかりです。目標の設定値を、見えるけれどもなかなか届かない高い位置に設定して、自分でその目標に到達するためには何が必要なのか作戦を練り、一つ一つ課題をクリアしていきましょう。
2013年05月10日
 おはようございます。
 いよいよ明日、安達君が都大会に出場します。授業で応援にいけませんが、速報を心待ちにしています。
 今日は朝から気温が15℃あり、学校に来るまでに汗がじんわりするような気温でした。熱い季節がやってきますね。
 再生、復活、新生を表す巳年、法政高校陸上部の進化する足音が聞こえています。
 今日は武蔵野陸上競技場での練習です。

 武蔵野での練習は、きついメニューでしたが、上級生は流石、どんどんタイムを上げています。1年生もどんどんと陸上部員らしくなってきています。みんなメニューに取り組む時の目がいいです。女の子でも、男の子でも、カッコイイ、光るものがあります。
 そして、ミーティングでは感謝の気持ちについて話しました。陸上選手に高校生が質問をしていました。「学校で感謝の気持ちがない奴は陸上をする資格がないと言われましたが、そうなんですか?」陸上選手は、次のような答えをしていました。「感謝の気持ちがなくても陸上はできるけど、それは趣味です。陸上は個人競技ですが、練習場所をセッティングしてくれる人、お弁当を用意してくれる人、一緒に練習してくれる人、競技場を管理してくれる人、いろんな人が関わってくれているからこそ自分が練習できるのです。そのことに対して感謝の気持ちが持てない人は、陸上選手と呼べません」
 自分もスポーツ心理学の観点から言っても全く同感です。感謝の気持ちが高い人ほど、競技能力やモチベーションが高いことがわかっています。それでも、先日サッカーでは判定を不服とした高校生選手が審判を殴り、死亡させた事件がアメリカでおこりました。半年ほど前には、オランダで、息子の試合の線審をしていたお父さんが相手チームの選手に殴られて死亡しています。このような残念なニュースを聞くたびに、これはスポーツではないと思います。ただの球遊びです。大人がルールを無視して、むきになってやっている球遊び。そんなものに人々が感動するはずはありません。上手ければいいわけではないのです。
 スポーツとは何なのか、何のためにやるのか、スポーツから何を学ぶのか、そこが欠如していたらスポーツではなくなってしまいます。
 感謝の気持ちを持つこと、そしてそれを自分の心の奥深くにしっかりと染み込ませて、その感謝の気持ちが体全体から引き出されるような、そういう人になってほしいと思います。
2013年05月15日
  おはようございます。
 今日は朝から17℃ありました。熱中症に気をつけながらの練習になります。特にシーズン始めは要注意です。

 今日は試験1週間前の部活動禁止期間が明日から始まるので、最後の練習となりました。
 武蔵野陸上競技場での練習でしたが、改めて新しい法政大学高校陸上部の可能性を様々な場面で感じることができました。1年生が本当に素直で、一生懸命な生徒たちが集まってくれたこと、2年生も先輩としての自覚に満ちていて、これまで以上に陸上に向かい合って真剣に取り組み始め、3年生に至っては後輩たちの良き見本として練習を引っ張り、後ろ姿でたくさんのことを伝えられる先輩になりつつあります。
 しかし、法政大学高校陸上部はバランスが大切だということを言い続けています。陸上は自分の好きなこと、そして自分を成長させてくれる場でなくてはいけません。これからの2週間、勉強にも妥協せず、いつも以上に真剣に取り組んでほしいと思います。学ぶことは一生続いていきます。陸上と同じで、人から与えられたものをただやっているのではなく、自ら目標や意義を設定して取り組むところに真髄があります。陸上と同じで、終わりはありません。陸上と同じで才能ではなく、努力が結果につながります。陸上と同じで何歳から始めても、関係ありません。大切なのは、陸上と同じで、自分という主体性がそこに存在しているかどうかです。「よし、やろう!」と決めること、そして頑張った努力がつながっていく将来の自分の姿を想像すること、なりたい自分になるために必要なことを探し、実現するための方法を生み出していくことです。走るのは、学ぶのは、自分です。どんな結果になっても言い訳はできません。1日でできるようになるというショートカットもありません。毎日少しずつ自分の限界に挑戦した人にのみ、陸上の、勉強の神様からご褒美が与えられます。それでも、陸上のように実際息が苦しくなることも、足が攣りそうになることもない分、勉強の方がよっぽど簡単です。そして、楽しめるもののはずです。実際、僕は今でも平日3時間、休日は5時間ほど勉強を楽しんでいます。陸上でも、勉強でも、僕に負けてられない!というガッツを見せてください。
2013年05月31日
おはようございます。
 昨日は雨だったので、生徒の希望もあって映像から学ぶ日となりました。
 見せたのは、
 1.帝京大学ラグビー部
 2.マラソンケニア
 3.苅部先生の走り方講座
 4.川内優輝選手の高校時代の苦悩
 でした。自分は会議のため不在でしたが、もともと映像を見たいとなったきっかけが1の帝京大学ラグビー部の特集でした。これを自分の英語で学ぶスポーツ心理学ゼミ(P.S.T.)で見せたところ、生徒たちが感動し、陸上部員も多くが受講しているので、見ていない部員にも見せたいということになったからです。
 帝京大学ラグビー部は前人未到の4連覇を果たしましたが、その強さの秘密はチーム力にあります。まず、全員が紳士であること。これは正々堂々としているということです。優勝後のコメントでも、帝京大学ラグビー部はこれからも、みなさんから愛されるチームでありたいと語っているところからもわかるように、一人ひとりの責任ある行動、発言からチーム作りが始まっていることが伝わってきます。そして、光の赤ジャージを着ることができない部員たちが、まるで一緒にフィールドで戦っているかのように、苦しみ、喜びを共にしています。その様子は、試合前のアップを全員が正装で見守り、フィールドに入っていくときにタッチしながら自分の気持ちを選手に託し、託された側も、託した側も共に戦っているということを実感できているところが強さです。試合中もインターバルの間にスタンドで見ている仲間のことを選手達が見上げます。チームとは何なのか、その根本を見事に、明白に伝えてくれています。
 陸上は個人競技です。個人競技はとかく団体競技より見下される傾向にあります。チーム力がないと。
 でも、それは大きな間違いだと自分は思います。個人競技は、最終的に全て自分が責任を負うことを問われる厳しい競技です。苦しさも、迷いも、全て自分で背負ってやり遂げなくてはいけません。それは試合の時だけではなく、普段の練習のときから常に問われ続ける厳しい競技です。だからこそ、そこには仲間が必要で、走っている先に待っている仲間のことを信じて、1秒でも早くバトン(襷)を渡すために自分の限界を超えていくチームスポーツです。心のない中途半端な応援では選手の力を引き出すことは難しく、「本気」の詰まった応援によって選手が限界を超えていくのです。日頃の練習でも、自分たちが一人ではないということを練習しているときに実感できるチームは強くなります
 帝京の映像を見たいと言ってくれた部員たちは、きっと心の奥底でこういうチームにしていきたいと思ってくれたのだと感じ、顧問としてはうれしく思います。
2013年06月10日
 おはようございます。
 今朝は朝から20度以上ありました。さすがにじめっとしてきました。
 学年別大会まであと19日。戦闘モードに切り替えです。

〈武蔵野陸上競技場での練習〉
 練習が軌道に乗ってきています。一人ひとりの状態も上がってきていて、記録がどんどん伸びています。ここから先は、どれだけタイムに縛られないかです。タイムを設定した時に、このタイムは無理、と決めてしまってはいつまでたっても壁を超えることはできません。自分の成長を、可能性を信じて、体の感覚を大切にして前に進み続けることでしか、まだ見ぬ未来の自分に会うことはできません。世界には、45歳になるまで記録を伸ばし続け、国際大会で優勝している人もいます。そういう人の足跡をたどっていくと、年齢も関係ないように思えます。
 自分自身の話を少しさせてもらうと、1周2.2Kの周回コースを毎朝4周(8.8K)、前後にアップとダウンで合計2K走り続けています。このコースを設定した5月13日は4周合計タイムが40分18秒(1K平均4分35秒)でしたが、5月20日には35分22秒(1K平均4分1秒)、5月27日には34分29秒(1K平均3分55秒)、そして今朝は32分45秒(1K平均3分41秒)と1カ月で7分以上もタイムを縮めることができました。努力して勉強して、新たな可能性を模索して、もがきながら、悩みながら、それでもできることからコツコツと積み上げていくしか現状を打破することはできません。体の回復力自体はおそらく10代のころより落ちているので、体の声に耳をしっかり傾ける必要もあります。
 言い訳をするのではなく、できることからコツコツと積み上げていくことで、自分に自信がつくはずです。この体の内側から湧き上がる自信こそ、君たちを見たことのない景色へと連れて行ってくれる力です。
2013年06月18日
 おはようございます。
 学年別大会まであと11日です。
 今日は武蔵野陸上競技場での練習です。
 楽しみですね。

〈武蔵野陸上競技場での練習〉
 陸上の神様の粋なはからいなのか、ものすごい雨でした。それでも、僕たち法政大学高校陸上部は、まるで雨が降っていないかのように集中して練習するのです。実際、レースは雨でも行われます。雨は気にする人の上には降りますが、気にしない人の上には降りません。同じ環境で勝負していても、心が負けなければ(認識しなければ)、マイナスに作用することはなくなります。学年別大会に向けて、個人個人が少しずつ自覚も強くなってきています。それぞれが超えたい目標を自分の心の中だけにそっと見出しているようです。限界を恐れるのではなく、チャレンジしている自分を楽しむことさえ残り10日間できれば、きっとその目標は達成されることと思います。
 そして、何よりも勉強です。好きなことをやらせてもらっているのに、それを勉強ができない言い訳にしてはいけません。それは陸上選手のルールに違反するのです。好きなことを一生懸命やらせてもらっている恩を学力で返す、陸上が大好きだという気持ちを勉強にもぶつけていく、勉強ができないと自分に限界を作ってしまう人はいざというレースでその弱さが必ず自分に帰ってきます。何事にも限界をつくってはいけないのです。できる、と信じて、冷静に作戦を練る何をどのように勉強すれば、結果が出るのか、冷静に分析して、自分で確信を持てた方法で努力をすることは、陸上で速くなることと全く同じです。
 陸上とこれからもずっと関わっていくためには、一生勉強し続ける覚悟が必要です。
2013年06月25日
 おはようございます。
 学年別大会まであと4日となりました。 
 練習も、短距離は今日が最後のポイント、中・長はあと2回のポイントを残すのみとなりました。思い残すことがないように、そして何より怪我をしてしまうことや体調を崩すことがないように、生活リズムをしっかり整えながら臨んでほしいと思います。
 そして、何より学習との両立、できていますか部活があるから勉強できないなんてことは絶対に言わないでください。それは陸上に対する冒涜です。一般的な高校生であれば、部活、学校での勉強、そして受験勉強と3つの活動の両立が当たり前です。かつての自分もそうでした。放課後は部活の時間、部活が終わってからは塾で受験勉強、朝は一人で朝練。学校の勉強をする時間は授業中しかないので、授業はとにかく集中して、そこで習ったことの全てをその時間のうちに完璧にしようと心がけていました。休み時間も、友達と話すのではなく、勉強の時間に充てていました。そうした献身があって初めて、好きなことをやらせてもらえる資格ができるのです。また、勉強は誰でもできる、でも陸上は誰にでもできるわけではない、という誇りも持ってほしいと思います。苦しいことに立ち向かう勇気、継続して努力する力は、陸上を通じて養ってきているはずです。陸上のつらく、厳しい練習と比べれば、勉強は良い気晴らしみたいなものです。本来なら、楽しんで、自ら取り組むべきことなのです。
2013年06月30日
 おはようございます。
 今日は学年別大会2日目でした。
 →学年別大会2日目結果
 →大会の写真
 言葉の持つ力は、人を限界の先まで連れて行ってくれます。怪我、大雪など満足に練習できない状況でも、巳年は再生、新生の意味がある年だと言い続け、そして強く信じて、まず僕自身がそれらを実践し、証明し続けることで、単なる言葉が言葉の域を越え、新たな力を持ちました。
 やればできる、僕だって、私だってやればできるんだと思うことができた時点で、8割は達成されているのです。できる!と強く信じている人を伸ばすことは言ってしまえば誰にでもできますが、できないと思っている人をできるようにすることは誰にもできないのです。
 だから、僕の最大の仕事は、君たちに自分自身の可能性を信じてもらうことです。簡単なようで、これほど難しいことはありません。なぜなら、僕が信じているレベルほど、君たち自身は自分の可能性を信じてくれないからです。すぐに自分の限界を作ってしまうのです。
 僕は走ることを通じて、こんな自分でもやればできるんだということを、人生のいくつかあるターニングポイントで経験してきました。選手として一番になることは限られた人のみ経験できることかもしれませんが、人としてこれからどう生きていくか、自分に秘められた可能性がまだまだたくさんあるということを陸上を通じて経験することは誰にでもできます。自分で納得できるところまでやりきらないと、得られない確信です。ゴールしたときに震えを感じるほどの確信です。僕の願いは、君たちみんなにその境地に到達してもらうことです。
 今回のレースを通じて、昨年までは見えていなかった景色が見えてきたと実感しました。小さな一歩ですが、僕たちにとっては大切な一歩です。こうして、昨年の3年生から受け継いだものを今年の3年生が高めて、2年生にバトンを渡していくことで部活が成長していくのだと感じた2日間でした。
 もっと、もっと、法政高校陸上部は素敵な部活になれる!
2013年07月16日
 おはようございます。
 これで春から続いたレース期間は一度終わりました。
 これからは合宿に向けての準備期間、そして合宿後の夏の3連戦(多摩地区、私学、新人予選)へと向けてトレーニングを積んでいきます。

<井の頭公園陸上競技場での練習>
 今日は先週よりも若干涼しい中で練習することができました。中・長は男女ともに10000ペース走だったので、どうなることかと心配でしたが、天気が味方をしてくれました。やはり、陸上の神様は頑張っている人を応援してくれます
 今日の練習は全体的には、合宿に向けてよい準備となったと言えます。
 去年出来なかったことが今年のメンバーではできるようになっています。これはすごいことです。
 だからこそ、同じところに自分たちはとどまっているわけにはいきません部活を良くするために去年までは注意しなかったことでも注意する必要があります。去年の自分たちには、それよりも先に優先すべきことがあったからできなかったことです。もしかしたら、「木村先生は急に強豪校を意識するようになった」と去年のように言われるかもしれません。でも、そうではありません。新しいメンバーが加わり、1年生だった部員が2年生になり、2年生だった部員が3年生になったことで、みんなは気づいていないかもしれませんが、確実に意識に変化が起きてきています。後輩から先輩へ、部活というものを意識してコミュニケーションを率先して取ってくれている上級生がいたり、全体を見て気づいたことを伝えてくれる部員がいたり、そうした一つ一つの出来事が、君たちの成長を物語ってくれています。そんな君たちだからこそ、去年と同じところに留まっていてはダメなのです
 注意されることはうれしいことではありません。でも、注意されているのは、特定の個人ではなく、部活全体なのです。誰かの行動をきっかけにはするかもしれませんが、問われているのは、自分たちはどのような部活を目指していくべきなのだろうか、ということなのです。僕は、去年まででは見ることができなかった新たな夢を見ています。その夢を実現するためには、厳しくだってなります。でも、大切なことは、そうした夢を君たち部員にも描いてもらうことだと思います。僕が描いているものより、もっと大きな夢を君たち自身が描けば、僕の声は君たち自身の声となることでしょう
2013年07月18日
 おはようございます。
 合宿まであと3日となりました。 あっという間でしたね。
 何だか始まってほしいような、始まってほしくないような気持ちになってきました。1年間、練習のことを考えると、合宿が一番キラキラしています。もちろん、大会や、駅伝は別格ですが、そこに向けての準備をする過程で一番きつく、それでいて、楽しくて充実しているのは、合宿です。
 毎年お世話になっているファンタイムさんとの出会いは、自分が陸上部の顧問になる前の年に遡ります。当時自分が担当しているゼミ形式の授業では、Science of Runningという授業で、科学的に見て走る際にどのようなフォームが正しいのかということを海外の専門書を読みながら研究していました。そこでゼミ合宿をしようと計画し、その半年前から探し続けて見つけたのが峰の原高原にあるファンタイムさんでした。お話をさせてもらうと、すぐに紹介DVDを送ってくださり、合宿することを夢見ていましたが、引率体制がとれないなどの問題から実現しませんでした。そのままお蔵入りしそうだったところで、陸上部の顧問となることが翌年に決まり、やはり、偶然ということはないんだなぁと実感させられました。かに向かっていく強い想いがあれば、その時、その瞬間だけを見ればできること、できないことは確かにあるかもしれませんが、長い目で見たときには確実にプラスにつながっていきます。求めれば、必ず与えられる。これはすでに自分の人生哲学となりつつあります。強い気持ちで求めて、希望のまま終わらせないように、自ら動いていく。その一歩一歩が状況を打開する決定打とはならなくても、その一打が障害となっている岩にわずかながらヒビを入れていき、何かの拍子に自分の力以外の大きな力が働いて雨でも降れば、そのヒビから水が流れ込み、岩が割れ、その先にある見えなかった景色が見えてくる、新たな一歩を踏み出すことができるようになるのです。
 2年前は、合宿も参加は14名。今年は22名です。2年後の陸上部、5年後、10年後はどうなっているのでしょうか。夢は諦めない限り無限の可能性を秘めています。そして、顧問は、フルマラソンが専門です。長くコツコツと粘り続け、諦めないことが専門です。自分が成長し続ける限り、この部活の成長は止まりません。
 そして変わらないものもあります。それは夏合宿を楽しみに思う気持ちです。みんなと24時間一緒に頑張れることは何にも替えられないものです。この気持ちは、自分が高校生だった頃と何も変わっていません。合宿が楽しみで楽しみで、雨が降るとできなくなる競技だったので、毎日空を見上げながら、晴れろー、晴れろーと念を飛ばしていました。3年間の合宿生活で雨が降ったことは一度もありませんでした。陸上部の中にも、同じように念を飛ばしてくれる生徒が現れることを祈っています。
2013年08月07日
おはようございます。
 東京都高体連陸上競技専門部多摩地区選手権大会まであと7日です。
 大会のエントリー確認です。
8月14日(水)
※時間はいずれも競技開始時間です。
※中・長はこのところの練習結果から見える調子や、暑さが一番厳しい状況を考慮して設定タイムを作りました。当日の状況で変更の可能性あり。

9時30分 女子1500M
2年 丸田 5 分35 秒(1K換算)223 秒(1周)89.3 秒
2年 三角 5 分4 秒(1K換算)203 秒(1周)81.1 秒
1年 岩橋 5 分6 秒(1K換算)204 秒(1周)81.6 秒
1年 渡辺 5 分47 秒(1K換算)231 秒(1周)92.5 秒

10時00分 女子100M予選
2年 齋藤
2年 谷川
1年 須藤
 
10時50分 男子100M予選
3年 安達
3年 渋谷


12時40分 男子400M
3年 都築
1年 白石

13時40分 女子100M決勝

13時45分 男子100M決勝

13時50分 男子1500M
3年 岩井 4 分31 秒(1K換算)181 秒(1周)72.3 秒

15時00分 女子4×100R
2年 谷川→1年 木寺→1年 須藤→2年齋藤

15時35分 男子4×100R


8月15日(木)
9時30分 男子3000M
2年 飯盛 9 分40 秒(1K換算)193 秒(1周)77.3 秒
2年 奥野 10 分5 秒(1K換算)202 秒(1周)80.7 秒
1年 渡辺 10 分22 秒(1K換算)207 秒(1周)82.9 秒

10時30分 女子200M予選
1年 木寺

10時45分 男子200M予選
1年 庄

11時20分 女子800M
3年 松家 2 分27 秒(1K換算)147 秒(1周)184 秒
2年 松野 2 分45 秒(1K換算)165 秒(1周)206 秒

13時10分 女子200M決勝

13時15分 男子200M決勝

2013年08月11日
 おはようございます。
 東京都高体連陸上競技専門部多摩地区選手権大会まであと3日となりました。
 そして、昨日は世界陸上モスクワ初日でした。
 初日から女子マラソン、そして男子10000M,、男子100M予選がありました。
 女子マラソンで銅メダルを獲得した福士選手は、2年前の夏合宿やミーティングで部員に特集を見せて、その明るく前向きに見える振る舞いの裏側にある臆病で細かな内面や、0Kで止まってしまった自分が嫌だからその先が見たいという一心で努力を続けている姿勢から学んでもらいました。その福士選手がついに世界で3位。感無量です。本当におめでとうございます。
 しかし、自分たちも陸上選手として大事な大会に向かい合っている点では大きさは関係ありません。今回の世界陸上から、自分たちが学べる点について解説します。
 まず、日本と外国の陸上指導に関するアプローチの違い。日本人は連盟を頂点に、スポンサー、部長、監督、選手という選手の上にいる縦の関係です。しかし、外国の選手は選手の横にコーチがいて、選手の周りに関係者がいる、中心には選手がいます。その分、自分の練習に対する責任感が自分を中心に存在しています。日本では、34歳前後で引退という選手寿命も、いろんなものを背負いすぎ、走りすぎていることがオーバートレーニングにつながり、早い時期でのバーンアウト(燃え尽き症候群)につながっていると考えられます。また、アスリートは勉強できなくても良いという間違った考え方(むしろアスリートこそ知識が必要)が時分の事を客観的に見られない原因を作っています。外国では、アスリート兼医師ということも当たり前です。ゴールした後、福士選手と健闘を称えあった2位のストラネオ選手の表情が、それらを物語っていました。北京オリンピック女子マラソン金メダリストは38歳、ストラネオ選手は37歳。福士選手は31歳、この年齢での3位は外国から見れば、次のオリンピックや、世界陸上で金メダルへと繋がる経験、でも日本から見ると、陸上人生の花道を飾るものと映ってしまうのではないでしょうか。なぜなら、福士選手はもう十分いろんなものを背負って(背負わされすぎて)、身を粉にして走ってきたからとなるわけです。
 トレーニング面でも、月間で1000km以上走ったと言われていますが、それが本当なのだとしたら走らせすぎです。多くのオリンピアンの研究からも、理想的には月間最高で600kmくらいまでと言われています。いろいろなものを背負っていると、自分が指導者となった時、きっとこれまで日本で結果を出してきた指導者のやり方を踏襲するということになるのだと思います。それをしなくて結果が出なかったとき、自分が責任を取ることになるという重圧は思った以上に大きいからです。でも、そうすると、もともと素質のあった選手はどんなトレーニングをしても、他の選手よりは素質のある分だけ速い。結果1位だからといって、そのトレーニングがもたらしたベストの結果なのか、そのトレーニングで疲れ切っていたけれど素質で勝ち取った1位なのか本当のところはわかりません。それでも、いわゆる鉄板メニューというものが存在することからも、踏襲という慣習から抜け出すことは難しいのだと思います。
 そしてペース配分について。今回のレースは当初の予測から外れて気温30度近い中でのレースとなりました。これだけの暑さであれば、おそらく優勝タイムは速くて2時間24分かなと予測しました。それであれば、1Kペースで3分24秒。3Kで10分12秒ペース。ところが、最初の1K通過は3分10秒台、3K通過で10分フラット。このペースであればゴールタイムは2時間20分40秒、自分の予測よりも4分も速い、超オーバーペースです。結果、力のあるキプラガト選手が後半でペースを落としながらも2時間25分44秒と自分の予測よりも2分近く遅いタイムで優勝。最初から飛ばさずにイーブンペースで行けば、もっと良いタイムが出たはずです。
 でも、できない。高校の支部大会レベルでも、800M〜5000Mの距離でも、大学の10000Mでも、どのレベルでも繰り返されている前半速めで入って、後半落ちるのを(根性で)粘るという戦法がプロのレベルでも続いています。科学的にはイーブンペースが鉄則です。自分は自分の体を実験台にしながらいろんなペースで走ってみましたが、イーブンペースが一番速いと結論を持っています。それではなぜ、できないのか。そこに心の問題があるわけです。3Kで12秒、6Kで24秒、10Kで40秒遅れたら誰だって不安になります。実際、法政高校の選手は前半でビリ、後半で一気に上げていってごぼう抜きという戦法ですが、あれは勇気がいります。誰だって周りと同じことをしていた方が気持ち的には安心だからです。
 前半速く入って、後半落ちないように粘る、その方が速いと思っている人も冷静に考えてみてください。車の燃費を考えた時に、最初ふかして入って、後半ブレーキ多用したらどうなりますか?最初から最後まで一定のペースで走らせた車と比べた時、燃費の違いは明らかです。同じ性能だったら、走り方で勝負は決まるのです。車と人間は違うと思いますか?それも間違った認識です。エネルギーは熱量であり、人も車もエネルギーを使って走るからです。
 そして、男子100M予選。高野進さんはツイートで、山縣選手のスタートが緊張で固く、出遅れ、頭が上がるのが早くなったことが原因と言っていました。ボルトでさえ、世界陸上、オリンピックは緊張する大舞台です。では、その舞台でも緊張せずに自分の100%を発揮することは本当に不可能なのでしょうか。ここにも心の問題があるわけです。
 スタートラインにつくまでは緊張していなくても、「set」の掛け声で緊張してしまえば、10秒の勝負。取り返しがつきません。短距離の選手ほど、心の在り様が勝負を決めるのです。では、どれだけの選手がPSTを学問的に研究しているでしょうか。誰に聞いても、心が大切と言う割には、その心を決めるのは「根性」だとeither have it or not(持っているかどうか)というような議論になっていませんか?
 まとめると、
 ・周りの強豪校がやっていることが正しいわけではない
 ・自分たちのアプローチには科学的なバックボーンがある
 ・暑さを冷静に考慮
 ・設定タイム、イーブンペースを慎重に割り出し、遵守
 ・短距離はスタートするまで、してから、ゴールまでのimageryを徹底してやりきること。ポイントは日ごろからどんなことに対し  てもポジティブに、ネガティブワード(無理だよ、暑い、やる気が起きない)の排除。
 多摩選手権で試しましょう。僕たちはchallengerですから
2013年08月12日
 おはようございます。
 東京都高体連陸上競技専門部多摩地区選手権大会まであと2日となりました。
 中・長は今日の練習で最終的なタイム設定をします。
 世界陸上の感想は→顧問の練習8月12日

<武蔵野陸上競技場での練習>
 今日は新しいメンバーが見学に来てくれました。部活に欠かせない役割を担ってくれるだけでなく、人が一人入ることによって部活の雰囲気もまた活気が出て、笑顔が増えます。陸上部の仲間に是非なってほしいと心から願います。
 短距離は事前の練習としては十分すぎるくらいのタイムが出ていました。また、女子は初の4継のバトン練習を本番形式でやりました。1本目は1走→2走がつながらず、2走→3走がつまり、3走→4走がつながりませんでした。急遽、2本目をやることになり、1走→2走がギリギリつながり、2走→3走がつながらず、3走→4走はぴったり、と一歩前進です。本番では、1走→2走は気持ち短く、2走→3走は詰まる覚悟で安全に距離を取れば、きっと52秒台は出ると思います。楽しみです。
 そして、中・長は今日の練習で最終設定を作りました。

8月14日(水)
※時間はいずれも競技開始時間です。
9時30分 女子1500M
2年 丸田 5 分20 秒(1K換算)213 秒(1周)85.3 秒
2年 三角 5 分11 秒(1K換算)207 秒(1周)82.9 秒
1年 岩橋 5 分18 秒(1K換算)212 秒(1周)84.8 秒
1年 渡辺 5 分56 秒(1K換算)237 秒(1周)94.9 秒

10時00分 女子100M予選
2年 齋藤
2年 谷川
1年 須藤
 
10時50分 男子100M予選
3年 安達
3年 渋谷


12時40分 男子400M
3年 都築
1年 白石

13時40分 女子100M決勝

13時45分 男子100M決勝

13時50分 男子1500M
3年 岩井 4 分31 秒(1K換算)181 秒(1周)72.3 秒

15時00分 女子4×100R
2年 谷川→1年 木寺→1年 須藤→2年齋藤

15時35分 男子4×100R


8月15日(木)
9時30分 男子3000M
2年 飯盛 9 分40 秒(1K換算)193 秒(1周)77.3 秒
2年 奥野 9 分59 秒(1K換算)200 秒(1周)79.9 秒
1年 渡辺 10 分53 秒(1K換算)218 秒(1周)87.0 秒

10時30分 女子200M予選
1年 木寺

10時45分 男子200M予選
1年 庄

11時20分 女子800M
2年 松野 2 分45 秒(1K換算)165 秒(1周)206 秒

13時10分 女子200M決勝

13時15分 男子200M決勝

I'm Ready. I'm Ready. How about you? Usain Bolt
2013年08月14日
おはようございます。
 いよいよ東京都高体連陸上競技専門部多摩地区選手権大会初日を迎えました。
 多摩選手権初日結果
 多摩選手権の様子

   最大の敵は自分にあり。自分との戦いという面でいえば、陸上は確かに個人競技の側面もあります。でも、自分の体一つで、タイムという絶対的な物差しに挑戦していくためには、仲間との絆がなければ続けられません陸上は自分の力を信じるために仲間の力を必要とする団体競技なのです。
 そして、陸上の中で団体競技である4継は、陸上競技の持っている絆の全てを体現してくれる種目です。男子4継は、渋谷君、大曽根君、都築君が怪我で思うように練習できない時期を経験している中、PB更新総合9位の快挙を達成してくれました。3年生4継チームは、法政短距離の伝統を一身に背負い、3年間ずっと頑張ってきました。私学でラストを迎えます。陸上部、短距離OB、見に来るしかないですね(今日は金井君、滝沢さんが応援に来てくれました)。
 女子4継は、法政陸上部史上初めて、純粋に短距離メンバーのみでの4継出場。2年生の齋藤さん、谷川さんは、去年一年間、チーム戦を経験することができませんでした。たくさんの悔しい想いを乗り越えたからこそ、今日の記録につながったのだと思います。まだまだ、1,2年生チーム。記録はどんどん伸びていきます
 法政高校陸上部、本日出場の13種目中10種目でPB更新(過去の自分越え)。暑ければもちろん記録も落ちますが、そんな状況でも、今日という日をこれまでの人生で一番速く走れた日にできた部員たちに拍手。
2013年08月15日
  おはようございます。
 東京都高体連陸上競技専門部多摩地区選手権大会二日目を迎えました。
 多摩選手権初日結果
 多摩選手権の様子

 今日もPB更新が続きました。そして、半年以上怪我で走れなかった飯盛君の復活レース、奥野君の成長が確認できたレースと2年生コンビが力を発揮しました。
 この2日間で感じたことは、自分たちはまだまだ成長途中であるということです。決してピーキングを持ってきたわけでもなく、これまでコツコツと毎日積み重ねてきた地力の90%位を発揮しただけで、PB更新。来週の私学大会では、95%位を発揮することができれ、それだけでもPB更新は連発できます。そして、その後の新人戦予選。同い年の選手たちの中で、自分が今どの位置にいるのか、言い訳のできない戦いが待っています。毎回の練習は自分との戦い、最大のライバルは昨日までの自分自身です。昨日よりも今日、今日よりも明日。成長し続ける自分とのかけっこを続けた先に、誰か他の人との成長比べが待っている。それでも、やはり最後まで自分自身と戦い続けられた人が最後は勝ちます。
 8月の終わり、自分はどこまでできるようになっているか。人は頭の中で想像することができることは、必ず実現できます。どこまで成長した自分を描くことができますか。
 私学大会まであと8日。
2013年08月16日
おはようございます。
 東京私立中学・高等学校対抗陸上競技大会まであと7日。
 引き続きレースモードで練習しましょう。

<武蔵野陸上競技場での練習>
 今日は法政の他に1校くらいしか練習に来ていませんでした。昨日の多摩選手権後ということで、オフだったのだと思います。しかし、自分たちにとっては多摩選手権は通過点です。次なる目標は私学大会。そこで、今回出した自分達のPBを更に更新することを狙います。
 そして、法政大学高校陸上部にとってうれしいことがありました。それは中学生の見学が来たことです。陸上でも相当な結果を残している生徒さんでしたが、学業でも、課外活動でも頑張っている素敵な生徒さんでした。全てのことは必然である、というのが自分の信念なので、きっとこの縁にも何か大きな意味があることを信じたいと思います。
 そして猛暑の中での練習でしたが、私学大会では種目が変わる生徒も多く、1週間で走りを調整する必要があります。今日の練習も暑さのなかで、脳と筋肉の反応を次の種目に合わせていく練習となりました。
 自分の第六感が告げています。次の私学大会も、きっとすごいことが起きる、と。

<私学大会日程>
※時間は競技開始時間(前後する可能性が高いため、随時確認すること)
※自分でも必ず確認すること

8月23日(金)
男子400M予選 11:00〜
 1組3レーン 1年 庄
14組1レーン 1年 白石

男子1500M予選 11:55〜
3組 1年 庄
6組 1年 渡辺

女子4×100R予選 12:40〜
2組5レーン 2年 谷川→1年 木寺→1年 須藤→2年 齋藤

男子4×100R予選 13:10〜
9組2レーン 3年 渋谷→3年 大曽根→3年 都築→3年 安達

男子400M決勝 15:40〜

女子1500M決勝 15:45〜
2組 2年 三角
3組 1年 岩橋

男子1500M決勝 16:15〜

女子4×100R決勝 17:10〜

男子4×100R決勝 17:15〜


8月24日(土)
女子100M予選 9:00〜
 2組6レーン 1年 須藤
12組7レーン 2年 谷川

男子100M予選 9:35〜
  2組4レーン 3年 大曽根 
15組1レーン 3年 安達  

女子800M予選 12:35〜
2組 1年 渡辺
3組 3年 松家

男子800M予選 13:00〜
2組 1年 渡辺
3組 1年 白石

女子100M決勝 14:15〜

男子100M決勝 14:20〜


8月25日(日)
男子5000M決勝 9:00〜
1組 2年 飯盛
2組 2年 奥野

女子200M予選 11:15〜
 4組5レーン 1年 木寺
10組4レーン 2年 齋藤

男子200M予選 11:45〜
11組2レーン 3年 大曽根
14組8レーン 3年 安達

女子3000M決勝(1組) 12:25〜
2年 丸田
2年 高橋

女子800M決勝 12:50〜

男子800M決勝 12:55〜

女子200M決勝 13:35〜

男子200M決勝 13:40〜

2013年08月19日
おはようございます。
 東京私立中学・高等学校対抗陸上競技大会まであと4日となりました。
 今日の練習もみんな絶好調をキープして取り組むことができました。
 切れるか切れないかギリギリの状態まで擦り減らすのではなく、もっと練習したいという気持ちを残しながらレースを迎えられるように最後の仕上げです。
 自分の中でこの前と比べて状態が上がっているという実感がある人は必ずPBを更新できます。1週間前にできたことが1週間でできなくなることはなく、脳は体を1週間前の負荷に耐えられるものに作り替えようとしているからです。状態が上がっているという実感がない人は、練習日誌を振り返ってみましょう。1カ月前(上級生は1年前)からの流れの中で、きっと自信を持たせてくれるものが見つかるはずです。

 そして、現段階での中・長タイム設定です。

 <私学大会日程&設定>
※時間は競技開始時間(前後する可能性が高いため、随時確認すること)
※自分でも必ず確認すること

8月23日(金)
男子400M予選 11:00〜
 1組3レーン 1年 庄   
14組1レーン 1年 白石 

男子1500M予選 11:55〜
3組 1年 庄   5 分0 秒(1K換算)200 秒(1周)80.0 秒
6組 1年 渡辺  5 分0 秒(1K換算)200 秒(1周)80.0 秒

女子4×100R予選 12:40〜
2組5レーン 2年 谷川→1年 木寺→1年 須藤→2年 齋藤

男子4×100R予選 13:10〜
9組2レーン 3年 渋谷→3年 大曽根→3年 都築→3年 安達

男子400M決勝 15:40〜

女子1500M決勝 15:45〜
2組 2年 三角 5 分11 秒(1K換算)207 秒(1周)82.9 秒
3組 1年 岩橋 5 分18 秒(1K換算)212 秒(1周)84.8 秒

男子1500M決勝 16:15〜

女子4×100R決勝 17:10〜

男子4×100R決勝 17:15〜


8月24日(土)
女子100M予選 9:00〜
 2組6レーン 1年 須藤
12組7レーン 2年 谷川

男子100M予選 9:35〜
  2組4レーン 3年 大曽根 
15組1レーン 3年 安達  

女子800M予選 12:35〜
2組 1年 渡辺 2 分46.00 秒(1K換算)166 秒(1周)208 秒
3組 3年 松家 2 分27.00 秒(1K換算)147 秒(1周)184 秒

男子800M予選 13:00〜
2組 1年 渡辺 2 分24.00 秒(1K換算)144 秒(2周)180 秒
3組 1年 白石 2 分 0.55 秒(1K換算)121 秒(1周)151 秒

女子100M決勝 14:15〜

男子100M決勝 14:20〜


8月25日(日)
男子5000M決勝 9:00〜
1組 2年 飯盛 17 分10 秒(1K換算)206 秒(1周)82.4 秒
2組 2年 奥野 17 分45 秒(1K換算)213 秒(1周)85.2 秒

女子200M予選 11:15〜
 4組5レーン 1年 木寺
10組4レーン 2年 齋藤

男子200M予選 11:45〜
11組2レーン 3年 大曽根
14組8レーン 3年 安達

女子3000M決勝(1組) 12:25〜
2年 丸田 11 分59 秒(1K換算)240 秒(1周)95.9 秒
2年 高橋 12 分10 秒(1K換算)243 秒(1周)97.3 秒

女子800M決勝 12:50〜

男子800M決勝 12:55〜

女子200M決勝 13:35〜

男子200M決勝 13:40〜
2013年08月20日
 おはようございます。
 東京私立中学・高等学校対抗陸上競技大会まであと3日となりました。
 先週行われた多摩選手権直前の練習と比べても、状態は上がってきています。
 今日の練習で中・長はレースペース確定です。ギリギリの設定ですが、きちんとイーブンペースを刻めれば、必ず後半で勝負できるはずです。そして、自己記録更新を目指します。
 
 <私学大会日程&設定>
※時間は競技開始時間(前後する可能性が高いため、随時確認すること)
※自分でも必ず確認すること

8月23日(金)
男子400M予選 11:00〜
 1組3レーン 1年 庄   
14組1レーン 1年 白石 

男子1500M予選 11:55〜
3組 1年 庄   5 分0 秒(1K換算)200 秒(1周)80.0 秒
6組 1年 渡辺  5 分0 秒(1K換算)200 秒(1周)80.0 秒

女子4×100R予選 12:40〜
2組5レーン 2年 谷川→1年 木寺→1年 須藤→2年 齋藤

男子4×100R予選 13:10〜
9組2レーン 3年 渋谷→3年 大曽根→3年 都築→3年 安達

男子400M決勝 15:40〜

女子1500M決勝 15:45〜
2組 2年 三角 5 分11 秒(1K換算)207 秒(1周)82.9 秒
3組 1年 岩橋 5 分18 秒(1K換算)212 秒(1周)84.8 秒

男子1500M決勝 16:15〜

女子4×100R決勝 17:10〜

男子4×100R決勝 17:15〜


8月24日(土)
女子100M予選 9:00〜
 2組6レーン 1年 須藤
12組7レーン 2年 谷川

男子100M予選 9:35〜
  2組4レーン 3年 大曽根 
15組1レーン 3年 安達  

女子800M予選 12:35〜
2組 1年 渡辺 2 分46.00 秒(1K換算)166 秒(1周)83.0 秒
3組 3年 松家 2 分27.00 秒(1K換算)147 秒(1周)73.5 秒

男子800M予選 13:00〜
2組 1年 渡辺 2 分24.00 秒(1K換算)144 秒(1周)72.0 秒
3組 1年 白石 2 分10.00 秒(1K換算)130 秒(1周)65.0 秒

女子100M決勝 14:15〜

男子100M決勝 14:20〜


8月25日(日)
男子5000M決勝 9:00〜
1組 2年 飯盛 17 分10 秒(1K換算)206 秒(1周)82.4 秒
2組 2年 奥野 18 分0 秒(1K換算)216 秒(1周)86.4 秒

女子200M予選 11:15〜
 4組5レーン 1年 木寺
10組4レーン 2年 齋藤

男子200M予選 11:45〜
11組2レーン 3年 大曽根
14組8レーン 3年 安達

女子3000M決勝(1組) 12:25〜
2年 丸田 11 分59 秒(1K換算)240 秒(1周)95.9 秒
2年 高橋 12 分10 秒(1K換算)243 秒(1周)97.3 秒

女子800M決勝 12:50〜

男子800M決勝 12:55〜

女子200M決勝 13:35〜

男子200M決勝 13:40〜
2013年08月21日
 おはようございます。
 東京私立中学・高等学校対抗陸上競技大会まであと2日になりました。
 この前、陸上関係のツイートで、sexy zoneの佐藤勝利君のbotでこんなものがありました。
 「もう引退したけど、中学では陸上部だったんだ。陸上部は夏休みの3分の1くらい練習があって。比較的涼しい時間ってことで9時から12時までやるんだけど、正直涼しいことなんてなくて大変だった」
 自分たちも頑張っているけれど、見えないライバルたちも同じ気持ちで頑張っていることに、リスペクトの気持ちがなければ、きっとスタートで力の差を見せつけようとして力んだり、相手のことを蹴落としてでも前に出ようとするような、自己満足的なレースしかできず、世界陸上で見られたような、ゴールした後お互いの健闘を称えあうような清々しい気持ちにはなれません。僕はフルマラソンのレースでスタートラインについたとき、大会を運営してくれた人たちの気持ちや、ここに並ぶまでたった一人で練習を積んできた多くの市民ランナーの人たちに対する尊敬の気持ちで、一人じんわりしています。マラソンでは、「スタートラインについた人全てが勝者」という言葉がありますが、十分な練習がつめた時のあのスタートラインの気持ちは何と表現すればいいのかわかりません。きっと、ゴールするためではなくて、あのスタートラインに立つため、それだけのために、毎日、毎日、雨の日でも、暑い日でも、雪で足元が滑る日でも、孤独な練習を続けているのだと思います。家庭と仕事と両立しながら練習を継続することは誰にでもできることではありません。だから、あのスタートラインにつけた人、全ての人に僕は尊敬の気持ちを持たざるを得ません。感謝の気持ちを持って走るということ、走ることは心を動かすのです。
 
 そして、これは去年の私学大会の結果です。

2012年08月23日 
私学大会初日
1500M 男子 1年奥野 5分19秒76
1500M 女子 1年丸田 5分44秒69(PB更新!!)
          1年三角 5分37秒98 

2012年08月24日 
私学大会2日目
女子100M 3年 滝沢 13秒79組3位PB連続更新!!
         1年 谷川14秒49組3位
男子100M 2年 安達 11秒39 組1位決勝進出!!
        2年 大曽根 12秒32
男子100M決勝 2年 安達 11秒36 総合5位入賞!!

2012年08月25日 
私学大会3日目
男子5000M 1年 飯盛 16分48秒91 PB更新!!組2位、総合11位!!
女子200M  1年 齋藤 27秒19
男子200M  2年 都築 24秒65
女子3000M 1年 高橋 13分11秒73

 たった一年。されど一年。努力を続けた365日は、君たちのことをこんなにも大きく成長させました。
 さぁ、胸を張って、感謝の気持ちを持って、スタートラインにつきましょう。
2013年08月23日
 おはようございます。
 いよいよ私立中学・高等学校対抗陸上競技大会初日です。
 私学初日結果
 初日の様子 

 今日は4継がありました。試合の前から自分のレース前よりも緊張しました。心臓がバクバクしてました。3年生の4継は、直前まで持ちタイムが出れば8位圏内だったので、尚更でした。女子はこの1週間で更にタイムを更新してきました。来年の私学大会では良い勝負ができると思います。
 また、個人戦もドキドキの連続でした。完璧な練習ができていたと思えていた女子の1500で、結果が伴わなかったのは顧問の責任です。試合が連戦となることで疲れが残らないようにという考えと、ペース配分が上手にできていなかったので、ペースをものにする練習に負荷を置きすぎて結果としてスピードの鋭さが磨ききれなかったのが原因の一つです。それでも逆の見方をすれば、ペースを上手く配分して後半どんどん上位の選手を追い抜いていき、最終的に二人とも組3位となれたことはレース運びを覚えるという意味では大きな収穫だったとも言えます。しかし、自分の責任についてはそう、軽く考えるわけにはいきません。はっきり言って、悔しさでいっぱいです。3年生の4継もどうすることもできませんでした。もっとやれることはたくさんあったはずです。頑張った分だけ、その反動でくる悔しさが重くのしかかります。
 それでも、成功した選手ほど多くの失敗を経験しています。多くの人が失敗で諦めて歩みを止めてしまうなか、成功する選手は失敗から多くのことを学び、次へのモチベーションに変えていきます。そうして、最後まであきらめなかった人が、runner(継続する人)なのです。僕はそう信じています。悔しさのおかげで目が覚めました。やっぱり、自分たちはまだまだ弱い。弱いという自覚のもとで、努力を続けよう。
2013年08月25日
 おはようございます。
 東京私立中学・高等学校対抗陸上競技大会3日目です。
 私学大会3日目結果
 私学大会3日目の様子

 私学大会が終了しました。昨年の自分たちと比べれば、全ての部員がそれぞれ成長を確認できる内容となりました。これは、冷静に考えるとすごいことです。東京都高体連陸上競技専門部多摩地区選手権大会からも1週間しか経っていません。この期間で更に成長できたことは、東京都高等学校新人陸上競技大会予選会に向けての大きな自信となりました。
 しかし、自分たちの目指しているラインは、すでに今回の結果では満足できない段階まで進みました。やっぱり、8位入賞をどの種目でも取れなかったことは、悔しいとしか言いようがありません。その気持ちからスタートしなければ、明日からの練習も新たな成長を促すものにはならないと思います。
 陸上の練習は苦しいのです。それでも、その苦しい練習がしたい、と心から思えるのは、達成したい目標があるからです。もう2度と、あんな悔しい想いをしたくないという強い気持ちが生まれなければ、僕たちはいつまでもこの場所に留まらなくてはいけません。辿り着くべき場所があるのに、ここで諦めるのか、これまでの道を諦めて一からやり直す覚悟をしてでも、ゴールを目指すのか。100人選手がいて99人が諦めるような道ならば、僕はどんなに失敗を繰り返してでも最後までスタートラインに立ち続ける一人になりたいと思います。
2013年08月27日
  おはようございます。
 東京都高等学校新人陸上競技大会予選会まであと4日になりました。
 昨日、野球のヤクルトスワローズの宮本選手が引退会見を開きました。その中でのコメントに、「野球を仕事にしたときから、自分は野球をしていて楽しいと思ったことは一度もない」という発言があり、自分の中でも、プロとして野球に向かい合う責任や、仕事に対する考え方など、理解できる部分が半分と、自分の場合、何で陸上を続けているんだろうという疑問がでてきました。自分の限界と必死に向き合って練習しているときに自分が感じている気持ちを楽しい、と表現することがふさわしいのかどうか。思い通りの練習が積めて、完璧なコンディションでマラソンレースに臨めたときの気持ちは、確かに楽しいというのもあるかもしれません。でも、陸上に関わっている時間の99%位は、楽しいという言葉に非常に近い感覚ではあるけれども、何かまた違う気持ちに支えられているような気がします。自分は何のために陸上をしているのか、これは究極的な問いなのかもしれません。しかし、どちらにせよ、今朝起きた瞬間から、自分の頭の中には走ることしかなかったことだけは確かです。走りたい、この気持ちが楽しさからきているのかどうかは謎ですが、自分にとって吸すること以上に生きるために必要なことであると言うことができます。
 今日の練習では、短距離は4継のバトンの練習をしっかり行うことができ、確実に成長しました。100の2本のタイムも先週から比べるとみんなタイムを伸ばしていて、人によっては1秒以上速くなっています。中・長も設定が一段階上がり、先週までの生徒たちではきっとできないようなメニューをきちんと乗り越えてきました。メニューに入る前の恐怖に打ち克ったことで得られた達成感、自信はみんなのことを大きく成長させてくれるはずです。
 さて、あと1回。今日の練習ができたことに感謝をし、次の練習を大切にしましょう
2013年08月29日
 おはようございます。
 東京都高等学校新人陸上競技大会予選会まであと2日です。
 部員の意識も大会に向けて少しずつ研ぎ澄まされてきています。自分にプレッシャーを与えるのではなく、やらなければならない理由をしっかり作ることが大切です。頑張る理由がある人ほど、勝負の場面で強くいられるからです。陸上が趣味である人と、競技者として取り組んできた人が同じ舞台で競り合ったとき、自分の自由な時間、その他のやりたいこと、お金など、いろんなものを犠牲にして陸上に関わってきた競技者の方が、強い自分でいられます。これをスポーツ心理学ではcommitmentと呼びます。みんなは陸上に対してcommitしていますか。負けられない理由はありますか。
 さぁ、負けられない戦いが始まります。

<新人予選日程&中長タイム設定>
※時間は競技開始時間です。
※自分自身でも必ず確認すること

8月31日(土)
9時20分〜 男子1500M予選
3年 奥野 4 分31 秒(1K換算)181 秒(1周)72.3 秒

11時20分〜 女子100M予選
1年 木寺
2年 齋藤
2年 谷川

12時05分〜 男子400M予選
1年 白石

13時40分〜 女子1500M準決勝
1年 岩橋 5 分18 秒(1K換算)212 秒(1周)84.8 秒
2年 三角 5 分10 秒(1K換算)207 秒(1周)82.7 秒
2年 丸田 5 分28 秒(1K換算)219 秒(1周)87.5 秒

14時50分〜 男子400M準決勝

15時30分〜 男子1500M決勝

15時50分〜 女子4×100R準決勝
2年 谷川→1年 木寺→1年須藤 →2年齋藤


9月1日(日)
9時15分〜 女子800M予選
1年 渡辺 2 分46.00 秒(1K換算)166 秒(1周)83.0 秒
2年 松野 2 分45.00 秒(1K換算)165 秒(1周)82.5 秒

9時55分〜 男子800M予選
1年 庄 2 分25.00 秒(1K換算)145 秒(1周)72.5 秒

11時50分〜 女子200M予選
1年 須藤
1年 木寺
2年 齋藤

12時30分〜 女子800M決勝

12時40分〜 男子800M決勝

13時35分〜 女子200M準決勝

13時55分〜 女子3000M決勝
1年 岩橋 11 分45 秒(1K換算)235 秒(1周)94.0 秒
1年 渡辺 13 分50 秒(1K換算)277 秒(1周)110.7 秒
2年 高橋 11 分59 秒(1K換算)240 秒(1周)95.9 秒

15時50分〜 男子5000M決勝
1年 渡辺 18 分10 秒(1K換算)218 秒(1周)87.2 秒
2年 奥野 17 分50 秒(1K換算)214 秒(1周)85.6 秒
2年 飯盛 16 分10 秒(1K換算)194 秒(1周)77.6 秒

<昨年度結果>
都新人予選初日
1500M 2年男子 岩井 4分43秒
100M予選 2年男子 安達 11秒59
        2年男子 大曽根 12秒01
100M予選 1年女子 齋藤 13秒31(組1位。準決勝進出!!)
        1年女子 谷川 14秒45
400M予選 2年男子 橋 55秒84
1500M予選 1年女子 三角 5分24秒85(PB8秒更新!!)
         1年女子 丸田 5分42秒33(PB更新!!)
100M決勝  2年男子 安達 11秒52(0.01秒差で都大会出場できず)
         1年女子 齋藤 13秒14(総合6位入賞!!都新人大会出場決定!!)
100×4R 2年 渋谷→大曽根→都築→安達 45秒12(総合8位入賞!1都新人大会出場決定!!)

都新人戦予選
800M 女子1年 松野 2分51秒55
200M 男子2年 安達 23秒24(組2位 準決勝進出決定!!)
     男子2年 都築 24秒83
200M 女子1年 齋藤 27秒56(組1位 準決勝進出決定!!)
200M 準決勝 男子2年 安達 22秒79(PB更新!!総合3位入賞!!都大会進出決定!!)
200M 準決勝 女子1年 齋藤 27秒28(総合8位入賞!!都大会進出決定!!)
3000M 女子2年 吉村 13分14秒
      女子1年 高橋 13分04秒(PB更新!!)
5000M 男子1年 飯盛 16分33秒(PB更新!!総合10位)
      男子1年 奥野 18分35秒(PB更新!!)
2013年08月31日
 おはようございます
 東京都高等学校新人陸上競技大会予選会初日です。
 8月31日都大会新人予選初日の様子
  熱い戦いの1日でした。2年生の奥野君が1年ぶりの1500エントリーで1分近く記録を伸ばしたことから始まり、1年生の白石君が400でレース展開を変えることで2週間前より1秒以上タイムを縮めるという良い流れが続きました。期待が大きくなりすぎて、自分が緊張で気持ち悪くなりました。それが良くなかったのだと思います。
 女子1500では、先週に引き続きベスト更新には至りませんでした。自分の期待に応えようと、生徒たちは一生懸命走ってくれました。何がいけなかったのか、原因らしき物はつかめているので、次は絶対に大丈夫です。
 そして、女子100M。1年生木寺さんはどんどん記録を伸ばしています。2年生の谷川さんは少し力んでしまいましたが、次につながる走りだったと思います。
 そして、2年生の齋藤さんは12秒台に迫る全体6位のタイムで準決勝進出を決めました。私学大会から気持ちを高めてきて、昨夜は一睡もできないほど、この大会に向き合ってきました。こちらの気持ちも齋藤さんとつながります。しかし、準決勝では思うような走りができませんでした。悔しさで流れる涙にかける言葉も見つかりません。次の4継に向けて気持ちを切り替えられるかどうか、それができるのは齋藤さんだけなのです。自分にできることは結局、生徒を信じることだけです。そして、生徒たちが最高の走りを見せてくれることを信じて、カメラの撮影ポイントを探し、心の中で彼女たちと一緒に走りました。
 その結果が、都大会新人予選初日結果です。
 1走の谷川さんはいつも一人スタート練をチームのために続けてきました。2走の木寺さんは怪我で思うように走れない3走の須藤さんのために、追い上げます。そんな状態でも他校を果敢に追い上げた須藤さん。その負担を最大限かばってあげるバトンリードで4走の齋藤さんが一気に追い上げます。最後まで写真を撮ろうと思っていた心も完全に折れてしまい、カメラを下ろし、すっかり齋藤さんに見入っていました。

 悔しさから逃げず、まっすぐ受け止めること。そのことほど、君たちを成長させるものはない。そしてたくさん涙を流したら、前を向いてしっかり切り替えること。走り出す勇気がある限り、戦いは終わらない。

 齋藤さんの切り替え、その悔しさがにじみ出るような走りが心を打ちました。

 結果がわかる前、駄目だったら自分のせいですと言い続けていた須藤さんの悲しい涙が、うれしい涙に変わった瞬間の4人の姿は心の写真に残り続けます。
 
 The strength of the pack is the wolf, and the strength of the wolf is the pack.
 チームの力は個の力の総和によって決まり、個の力はチームの絆によって高まる
 
 女子4継初の快挙、おめでとう。そして、感動をありがとう。
 
2013年09月01日
 おはようございます。
 東京都高等学校新人陸上競技大会予選会2日目です。
  9月1日都大会新人予選2日目の様子
 今日も生徒たちの活躍が続きました。1年生の渡辺さんは1日で800Mと3000Mの2種目走りました。シンスプリントを抱えながらよく走りました。
 1年生の庄くんは短距離と中距離で迷いながらの半年間でしたが、自分の活躍する場を見つけ、ベストを連続更新しています。
 1年生の岩橋さんは始めての3000Mで12分を切りました。設定にはわずか及ばずでしたが、会心の走りで総合10位に入りました。
 2年生の高橋さんはこれまで順調にタイムを更新し続け、今回はいよいよ12分切りを目指しましたが、暑さで体力を奪われました。力はあるので、これからチャンスはあります。
 そして男子5000M。1年生の渡辺君は初めてながらしっかり自分でペースを作りながら走りきり、楽しかったと感じることができました。2年生の飯盛君は先週と同じ走りができれば都大会でしたが、コンディションが合いませんでした。同じく2年の奥野君は、昨日の1500での活躍からの5000でしたが、思うように走れず、逆に5000に対する闘志が湧いてきたと言っていました。距離が伸びればその分、ちょっとした変化が結果に大きく影響してきます。そのための自己管理能力が必要です。
 そして、昨日に引き続き、齋藤さんの物語は続いていました。まず予選を全体5位タイムで準決勝進出を決めました。これまで、準決勝になるといろいろなものを背負いすぎている感じがあったので、周りを気にせず、自分の走りに集中することを伝えました。陸上はタイムで強さが決まってしまうスポーツですが、それは持ちタイムではありません。そのときに一番速い人が強いのです。だから、走り出すまでみんな同様の不安を抱えています。他の人を意識せず、自分の走りだけに集中する。難しいことですが、齋藤さんは見事やってくれました。
 9月1日都大会新人予選2日目結果
 法政高校陸上部の夏が終わりました。今年の夏は間違いなくこれまでで一番熱い夏になりました。それは、自分たちが成長し続けている証だと思います。次の1ページ、新たな歴史を作っていくのは、今ここにいる、君たち一人ひとりです。
 4継は都大会での入賞を目指します。中長はトラックから駅伝へ。
 春に集まった新しいメンバーたちと、一つのチームへと姿を変えた法政高校陸上部の、個を越えるチームの力を見せるときです。
2013年09月02日
 おはようございます。
 昨日までの大会の結果から、都駅伝女子の登録を変更します。

女子 都駅伝
選手 
     6K区間  三角
4.0975K区間  岩橋
     3K区間  丸田
     3K区間  高橋
     5K区間  松家

補欠 松野 渡辺

補助役員 木寺 須藤

 本来であれば、区間を固定してそれに特化した練習をした方がいいのですが、みんなの成長が著しく、逆に不安定な部分もあるので、今後の駅伝選考会の結果などでも、区間の変更、選手の交代があり得ます。現段階では、個人の力およびレース展開に対する適性などを考慮するとこのオーダーになります。
 大切なのは、自分が走るのか、走らないのか、どこを走るのかではなく、チームとして最速、最良の結果を生み出すこと、応援している人が、1区のスタートから5区の選手がゴールする、その瞬間まで、声枯れるまで本気で応援したくなる、そのような駅伝となるように、選手もそれ以外の部員も、全員が自分自身をチームに捧げることです。そのことが、今年の夏、4継が見せてくれたように、単純な走力を超える“想い、覚悟”の力を引き出し、個を超えるチームの力を引き出します。昨日、須藤さんが見せた涙の意味を全員がしっかりと理解してほしいと思います。
2013年09月10日
  おはようございます。
 東京都高等学校新人陸上競技対校選手権大会まであと11日です。
 今日は久しぶりに武蔵野陸上競技場での練習ができます。
 時間は限られていますが、集中して練習してもらいたいと思います。
 中・長は第2回駅伝選考会です。

 今日の選考会は、夏の大会で思うように結果が残せなかった中・長にとっては、自信を取り戻す練習となりました。特に女子は、11分台に突入した生徒が3名も出ました。あと10月中旬の最後の選考会で、10分台を2名、11分台前半を1名、11分台後半を2名出せるようになれば、想像もできなかったことが起きるはずです。チームのために、1秒でも縮められる人が確実に1秒ずつ毎回の練習で縮めていくことが大切です。短距離も、中・長も合言葉は、“One Second for the Team”です。

<第2回駅伝選考会結果>
 男子5000M
 2年 飯盛 16分27秒59(設定 16分25秒)
 1年 渡辺 18分36秒68(設定 18分10秒)
 1年 白石 18分41秒70(設定 18分30秒)
 2年 奥野 20分05秒37(設定 18分00秒)
 1年  庄 21分45秒48(設定 21分04秒)

 女子3000M
 1年岩橋 11分30秒63(設定11分45秒)PB22秒更新!!
 2年三角 11分47秒84(設定11分41秒)PB25秒更新!!
 2年丸田 11分53秒40(設定11分50秒)PB7秒更新!!
 2年高橋 12分15秒43(設定11分59秒)
 1年渡辺 13分48秒28(設定13分50秒)PB4秒更新!!

 以上の結果と、これまでの結果を踏まえて、現段階では以下のようにエントリーを提出します。

男子 都駅伝
     10K区間  飯盛
      3K区間  庄
 8.1075K区間  奥野
 8.0875K区間  渡辺
      3K区間  橋
      5K区間  白石
      5K区間  岩井

 補欠    安達 都築 
 補助役員 渋谷 大曽根

 女子 都駅伝
 選手 
      6K区間  三角
 4.0975K区間  丸田
      3K区間  松家
      3K区間  高橋
      5K区間  岩橋

 補欠    松野 渡辺

 補助役員 木寺 須藤

 ※都駅伝は、レース当日までオーダー変更可。距離への適性を確認する練習の結果などで、区間の変更も流動的に行います。また、ピーキングが合わずに調子が落ちたり、怪我によって走れなくなることも十分あり得るので、部員全員がいつ選手に起用されても自信を持ってスタートラインにつけるよう準備を怠らないこと。
2013年09月23日
 おはようございます。
 東京都高等学校新人陸上競技大会初日です。
 
 →9月21日都新人1日目結果
 →1日目の様子
 最高の環境、最高の舞台で法政高校陸上部女子団体初の新人都大会に出場してきました。今回は自分たちの力不足を感じる結果となりました。怪我も含めて、実力です。短距離、中・長と怪我をしないで秋のシーズンに移行できるようになること、これが来年の自分たちの最大の目標であると実感しました。練習量、質、ともに他の強豪校と比べて多いわけではないので、それらを落とさずに、いかに怪我をしない体にしていけるかどうか、それがこの冬の最大のテーマになってくると思います。それは、現在の1,2年生のみの話ではなく、来年入ってくる1年生に怪我をさせないようにチームとして意識を持っていけるかどうかです。今回味わった、この舞台で今度こそ本気の本気で思う存分力を出して、勝っても、負けても涙が出るくらいやりきりたい、という気持ちを心に刻んで、日々、本当にちょっとした気配りを大切な足にしていきましょう。
 それでも、今回のレースは結果以上に、何だか今後に繋がる大きな可能性を感じました。春の都大会で、今度は50秒台を切ることを目標にできるチームになっていること、そして都大会という大舞台で勝負ができるチームになれていたら、そう考えるとワクワクする気持ちが止まりません。すべての条件が整えば手が届きそうな目標なだけに、こういうことを考え出すと、眠れない夜が続いてしまいそうなので、考えないようにします。
 そして、次は23日の齋藤さんの200Mです。心と、体がうまく一致すれば、ベストが出るだけの条件は整っているはずです。誰もが自分の走りをしようとするなかで、本当に強い選手だけが自分の走りをすることができます。スポーツは、そもそも、対戦相手に「いつも通り」の戦い方をさせないようにするのが狙いです。競技場に入ってから、アップ中、スタートにつくまで、その一連の流れの中で、もしくはレースの前に持ちタイムで圧倒したりすることで、対戦相手を緊張させ、力ませて、自分のいつも通りの走りをさせないように(無意識に)しています。だからこそ、大体勝負は持ちタイム通りになってしまうことが多いのです。でも、そういうメカニズムをきちんと理解して、そうならないようにしっかりと事前に自分の心理状況をコントロールすることができれば、どんな状況でも、自分の力を発揮することは可能です。気負うのではなく、勝気でいること、下を向くのではなく、上を向くこと、自分のやってきたことに100%の自信を持つことです。
2013年09月23日
 おはようございます。
 東京都高等学校新人陸上競技大会3日目です。
 →9月23日新人都大会3日目結果
 →3日目の様子
  今日、この大会に参加する権利を得たのは2年生の齋藤さんだけでした。
 やはり、都大会レベルの大会はそこで走ることができるというだけでも、いろいろなことを考えさせられ、学ばされる大会です。
 文化祭と部活、その狭間で難しい舵取りだったようで、調子が上がらなかったようです。
 いよいよ2年生は、秋季大会を残すだけで、都大会は春でラストです。
 高校の3年間は本当に短い。
 よく時間の長さとか、密度などで話をすることがありますが、僕は高校の3年間という時間は競技を学ぶという観点で言うと、本当にあっという間の時間だと思います。上手くいくことがあって、もっともっとと思ったところで怪我をして、もう一度基本に帰って更に強くなって、さぁ、その先を見ようと思ったところで大抵終わってしまいます。だからこそ、一瞬一瞬でキラキラ輝く、たった数回のとびっきりの思い出を作れるかどうかなのだと思います。ラストはあっという間にやってきます。そのことを覚悟しなければなりません。最高の一瞬を掴み取れ。Seize the Day. 
2013年09月24日
 おはようございます。
 全国高校駅伝東京都予選まであと40日。
 文化祭も終わり、また、陸上部が一致団結して一つの目標に向かって動き始めました。
 都駅伝までも、日数以上に、練習回数で数えると、あと21回しかありません。僕たちが目指しているのは、そのたった21回の練習で、今より1分速く走れるようになることです。これは簡単なことではありません。それでも、きっと、成長し続けてきた法政大学高校陸上部なら成し遂げられる。毎回の練習でかかるプレッシャーや、受け取る襷の重みも、これまで経験したことのないものになると思います。でも、僕が高校生だったら、きっとチャレンジしたい。できそうなことに挑戦するよりも、できたときに自分自身が心の底から納得できるような目標に挑戦したいと思います。そのためだったら、どんな犠牲もいとわないくらいの覚悟で。
 誰だって好きなことに対しては努力します。そのなかで勝つために必要なこと、それは、人が諦めたところからどれだけ頑張れるか、です。気持ちが強い選手、自信のある選手ほど成功する確率が高いと言われるのも全て、その選手が自分の負けを信じないという心の強さから来ています。今日、女子レスリング55kg級の村田選手の話をしましたが、吉田沙保里選手という絶対的な存在を前にしても、最後まであきらめない、自分の勝ちを信じている姿勢は正に全ての高校生アスリートの鏡だと言えます。
 やるからには、勝つつもりで。根拠なんかなくてもいい。自分たちならできる、と信じられるだけの40日間にしよう。
2013年10月13日
  おはようございます。
 全国高校駅伝東京都予選 まであと21日。
 今日は都駅伝最終選考会です。

 駅伝に向けての走り込みメニューが増え、体の不調を訴える部員が増える中、決してベストコンディションとは言えない中での選考会でしたが、ベースとなる力が上がっているので、設定を超え、ベストを更新する部員が続出しました。
 男子は本来短距離の白石君が記録を伸ばしています。奥野君も少しずつ復調を見せています。飯盛君は1年ぶりに16分を切りました。レースではない中での記録なので、実質はPB更新できる力がついていると言えます。
 女子は3年生の松家さんがサッカーで本格的になでしこリーグに挑戦して
忙しく、今日もこのあと試合がある中で来てくれました。そして貫禄の走りを見せてくれました。2年生の丸田さん、高橋さんはフルに練習をこなし、怪我もせずにやってきました。丸田さんは昨日の練習の結果が思わしくなかったことで不安を抱いていましたが、練習してきたことは裏切らないということを覚えられたと思います。高橋さんもベストを更新しました。
 1年生の岩橋さんは前回11分30秒という記録を出して以来、体の不調が続いていますが、渡辺さんは前回の記録を40秒縮めてきました。
 これで女子は、松家さん、三角さん、丸田さん、そして1年生の岩橋さん
の4人が12分切りを達成しました。去年のこの時期は松家さん一人でした。チーム力が上がっています。去年の自分たちを越えるだけなら準備は整いましたが、今年の女子チームはもっと大きな目標を目指します。

 都駅伝駅伝選考会結果
〈男子5000TT〉
  2年 飯盛 15分56秒80
 1年 白石 18分33秒52(PB9秒更新)
 2年 奥野 18分46秒16
 1年 庄   22分04秒84

 〈女子3000TT〉 
 3年 松家 11分41秒55
 2年 丸田 11分44秒37(PB9秒更新)
 2年 高橋 12分02秒21(PB7秒更新)
 1年 岩橋 12分58秒48
 1年 渡辺 13分09秒46(PB39秒更新)
2013年10月20日
 おはようございます。
 全国高校駅伝東京都予選 まであと14日です。
 義弟がコーチを務める大東文化大学箱根駅伝予選について書きました→顧問の練習10月20日参照
2013年10月31日
 おはようございます。
 全国高等学校駅伝競走大会東京都予選 まであと3日です。
 今日は駅伝メンバー最終決定日です。

 最高の練習ができました。夏の大会が終わった時に、このチーム状態は予想できませんでした。みんなが本当に大きく成長しました。その中でも、11月3日に最高の状態で迎えられるメンバーを選抜しました。
 間違いなく、法政高校陸上部最速オーダーです。
 
男子 都駅伝
    10K区間  2年 飯盛
     3K区間  1年 庄
8.1075K区間  2年 奥野
8.0875K区間  1年 渡辺
     3K区間  3年 安達
     5K区間  1年 白石
     5K区間  3年 岩井

補欠 都築 大曽根

女子 都駅伝
選手 
     6K区間  3年 松家
4.0975K区間  2年 高橋
     3K区間  1年 岩橋
     3K区間  2年 三角
     5K区間  2年 丸田

補欠 松野 渡辺

補助役員 木寺 須藤

※当日朝の状態次第で選手・補欠、および区間変更あり

 WE ARE Ready.
2013年11月02日
 今日は全国高校駅伝東京都予選でした。
 A lifetime of training for just one race.
 この日のためにずっと練習してきました。1つ1つの練習が、挑戦でした。自分にこの練習ができるか。自分の限界を知ることは誰だって怖いのです。その恐怖心と向き合い続けた1年間。勇気を持って前に進むことでしか、得ることができない栄光です。
 
男子 都駅伝
  10K区間 2年 飯盛 33分19秒(設定32分54秒) 区間 28位
             (昨年33分44秒(3分22秒/km)   区間 48位)
           3K区間 1年 庄   11分31秒(設定12分08秒) 区間 101位
8.1075K区間 2年 奥野 30分53秒(設定29分48秒) 区間 91位
            (昨年31分12秒(3分51秒/km)   区間 88位) 
8.0875K区間 1年 渡辺 31分48秒(設定31分37秒) 区間 80位
     3K区間 3年 安達 10分36秒(設定11分07秒) 区間 40位
            (昨年10分18秒(3分26秒/km)   区間 51位)
     5K区間 1年 白石 18分03秒(設定18分45秒) 区間 49位
     5K区間 3年 岩井 18分03秒(設定18分20秒) 区間 61位
            (昨年18分46秒(3分45秒/km)  区間 68位)
       
      総合 2時間34分05秒 総合68位
     (昨年 2時間32分31秒 総合63位)


女子 都駅伝
     6K区間 3年 松家 24分23秒(設定24分22秒) 区間 35位
            (昨年25分08秒(4分11秒/km)   区間 35位)
4.0975K区間 2年 高橋 16分24秒(設定17分29秒) 区間 24位
            (昨年17分47秒(4分20秒/km)   区間 42位)
     3K区間 1年 岩橋 12分40秒(設定12分10秒) 区間 37位
     3K区間 2年 三角 11分51秒(設定11分45秒) 区間 13位
             (昨年12分02秒(4分00秒/km) 区間 18位) 
     5K区間 2年 丸田 20分40秒(設定20分14秒) 区間 22位
            (昨年21分40秒(4分20秒/km)  区間 40位)
   
     総合 1時間25分58秒 総合26位
    (昨年  1時間25分56秒 総合35位)

 都駅伝が終わりました。
 今日見た景色は、自分が高校3年生の時に見たものと同じでした。
 人はこれほどまでに一つのことに熱中できるのか
 頑張った分だけつらい思いをし、諦めないことを選んだ分だけ苦しまなければならないけれど、
 それだけの価値があるからこそ、頑張れる。
 一体、世の中に、それほどの価値を見出すことができるものが他にあるのか。
 日本で一番になったわけでも、メダルをもらったわけでもないけれど、間違いなく、高3のあの夏、自分は他の誰も体験したことのない特別な思い出を作ることができた。
 そのときの気持ちが、僕が今日この場所にいる理由であり、何か苦しいことに出会ったとき、グッとこらえて前に進む力を与えてくれた宝物です。僕は、あのとき、はっきりと心に誓いました。教師になって、生徒たちにこういう気持ちを体験させたい。最後の瞬間にとめどなく涙が出るほど、悩んだり、苦しんだりさせたい。僕にだってできたことだから、やり方さえきちんと伝えれば、誰にだって必ず受け渡すことができるはずだと。
 今日、法政高校陸上部は一丸となって戦いました。それは走った選手だけでなく、応援地点を全コースバランスよく配置できるように分担し、計画した部長の松野さんを始めとして、サポート、応援を心から送った全員の勝利です。もちろん、そこには僕も含まれます。僕たちは一緒に戦ったのです。
 1年目にできなかったことが2年目にできるようになり、2年目にできなかったことが今日できました。それでも、みんなの心の中にあるのは、きっと「自分たちはまだまだこんなものじゃない」という気持ちだと思います。心の奥底に湧き上がる、大きな自分の可能性、きっと来年の自分の姿をイメージできたことだと思います。
 顧問になって3年、自分がイメージしてきたことを君たちは軽々と越えてきました。そんな僕がイメージする来年の都駅伝は、男子40位以内、女子16位以内です。今の自分たちにはまだまだ届かない未来ですが、あと1冊分、練習記録表を積み重ねた自分たちだったら、きっと夢ではなく、目標に変わっているはずです。
 最後になりましたが、今日は本当にたくさんの方々に応援していただきました。
 寒い中、長時間応援してくださった保護者の方々、陸上部OB、法政の高3生のみなさん、会場にはお越しになれなくてもHPを通じて応援していただいた多くの方々に改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。自分たちは来年、一回り強くなってまたここに帰ってきます。
2013年11月03日
今日は全国高校駅伝東京都予選でした。
 A lifetime of training for just one race.
 この日のためにずっと練習してきました。1つ1つの練習が、挑戦でした。自分にこの練習ができるか。自分の限界を知ることは誰だって怖いのです。その恐怖心と向き合い続けた1年間。勇気を持って前に進むことでしか、得ることができない栄光です。
 
男子 都駅伝
    10K区間  2年 飯盛 33分19秒(設定32分54秒) 区間 28位(昨年33分44秒(3分22秒/km) 区間48位)
     3K区間  1年 庄   11分31秒(設定12分08秒) 区間 101位
8.1075K区間  2年 奥野 30分53秒(設定29分48秒) 区間 91位(昨年31分12秒(3分51秒/km) 区間88位) 
8.0875K区間  1年 渡辺 31分48秒(設定31分37秒) 区間 80位
     3K区間  3年 安達 10分36秒(設定11分07秒) 区間 40位(昨年10分18秒(3分26秒/km) 区間51位)
     5K区間  1年 白石 18分03秒(設定18分45秒) 区間 49位
     5K区間  3年 岩井 18分03秒(設定18分20秒) 区間 61位(昨年18分46秒(3分45秒/km) 区間68位)
       総合  2時間34分05秒 総合69位
   
女子 都駅伝
     6K区間  3年 松家 24分23秒(設定24分22秒) 区間 35位(昨年25分08秒(4分11秒/km) 区間35位)
4.0975K区間  2年 高橋 16分24秒(設定17分29秒) 区間 24位(昨年17分47秒(4分20秒/km) 区間42位)
     3K区間  1年 岩橋 12分40秒(設定12分10秒) 区間 37位
     3K区間  2年 三角 11分51秒(設定11分45秒) 区間 13位(昨年12分02秒(4分00秒/km) 区間18位) 
     5K区間  2年 丸田 20分40秒(設定20分14秒) 区間 22位(昨年21分40秒(4分20秒/km) 区間40位)
   
 都駅伝が終わりました。
 今日見た景色は、自分が高校3年生の時に見たものと同じでした。
 人はこれほどまでに一つのことに熱中できるのか
 頑張った分だけつらい思いをし、諦めないことを選んだ分だけ苦しまなければならないけれど、
 それだけの価値があるからこそ、頑張れる。
 一体、世の中に、それほどの価値を見出すことができるものが他にあるのか
 日本で一番になったわけでも、メダルをもらったわけでもないけれど、間違いなく、高3のあの夏、自分は他の誰も体験したことのない特別な思い出を作ることができた。
 そのときの気持ちが、僕が今日この場所にいる理由であり、何か苦しいことに出会ったとき、グッとこらえて前に進む力を与えてくれた宝物です。僕は、あのとき、はっきりと心に誓いました。教師になって、生徒たちにこういう気持ちを体験させたい。最後の瞬間にとめどなく涙が出るほど、悩んだり、苦しんだりさせたい。僕にだってできたことだから、やり方さえきちんと伝えれば、誰にだって必ず受け渡すことができるはずだと。
 今日、法政高校陸上部は一丸となって戦いました。それは走った選手だけでなく、応援地点を全コースバランスよく配置できるように分担し、計画した部長の松野さんを始めとして、サポート、応援を心から送った全員の勝利です。もちろん、そこには僕も含まれます。僕たちは一緒に戦ったのです。
 1年目にできなかったことが2年目にできるようになり、2年目にできなかったことが今日できました。それでも、みんなの心の中にあるのは、きっと「自分たちはまだまだこんなものじゃない」という気持ちだと思います。心の奥底に湧き上がる、大きな自分の可能性、きっと来年の自分の姿をイメージできたことだと思います。
 顧問になって3年、自分がイメージしてきたことを君たちは軽々と越えてきました。そんな僕がイメージする来年の都駅伝は、男子40位以内、女子16位以内です。今の自分たちにはまだまだ届かない未来ですが、あと1冊分、練習記録表を積み重ねた自分たちだったら、きっと夢ではなく、目標に変わっているはずです。
 最後になりましたが、今日は本当にたくさんの方々に応援していただきました。
 寒い中、長時間応援してくださった保護者の方々、陸上部OB、法政の高3生のみなさん、会場にはお越しになれなくてもHPを通じて応援していただいた多くの方々に改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。本当にありがとうございました。自分たちは来年、一回り強くなってまたここに帰ってきます。
2013年11月10日
 おはようございます。
 秋季大会2日目です。
 昨日は陸上の難しさを深く考えさせられる1日でした。
 想いだけでも力だけでも結果は出ない。想いと力、その両方を磨いていかないといけません。しかし、3年生も2年生も今の自分たちにできることをやりきった結果です。真正面から多くのことを受け止めましょう。
 僕たちの戦いはまだまだ終わりません。法政高校陸上部を卒業しても、その先の大学生活、社会人となったときに、陸上部で頑張ったこと、努力した自分、苦しさから逃げず打ち克ったことが必ず君たちの力になります。
 そして、走り続けましょう。自分のフィールドを探して、陸上とずっと関わり続けてください。バスケの神様、マイケル・ジョーダンも高校では選抜チームに入ることができなかったという大きな挫折を味わっています。しかし、その挫折が次の日、彼を5時に目覚めさせ、朝練を始めさせるきっかけとなりました。あの挫折がなかったら、バスケの神様は誕生していませんでした。
 高校でできなかったことを大学で越えろ、陸上の神様が送っているメッセージなのかもしれません。

 
2013年11月10日
 おはようございます。
 秋季大会2日目です。
 昨日は陸上の難しさを深く考えさせられる1日でした。
 想いだけでも力だけでも結果は出ない。想いと力、その両方を磨いていかないといけません。しかし、3年生も2年生も今の自分たちにできることをやりきった結果です。真正面から多くのことを受け止めましょう。
 僕たちの戦いはまだまだ終わりません。法政高校陸上部を卒業しても、その先の大学生活、社会人となったときに、陸上部で頑張ったこと、努力した自分、苦しさから逃げず打ち克ったことが必ず君たちの力になります。
 そして、走り続けましょう。自分のフィールドを探して、陸上とずっと関わり続けてください。バスケの神様、マイケル・ジョーダンも高校では選抜チームに入ることができなかったという大きな挫折を味わっています。しかし、その挫折が次の日、彼を5時に目覚めさせ、朝練を始めさせるきっかけとなりました。あの挫折がなかったら、バスケの神様は誕生していませんでした。
 高校でできなかったことを大学で越えろ、陸上の神様が送っているメッセージなのかもしれません。
11月10日秋季大会2日目結果
11月10日秋季大会の様子
  3年生の引退レースがありました。僕が陸上部顧問になった年に入ってきた3年生。共に成長してきた3年間でした。
 マイルリレー、感動しました。秋季大会の本当の意味を教えてくれました。3年間この時期まで部活を続けられた学校だけが見ることのできるシーンがありました。そして見事組1位。写真に込めた僕の気持ちが伝わることを祈ります。
 そして最後のミーティング。話をしていて思わず涙が出そうになりました。思うようにならないことを経験して、初めて本当の感動を味わうことができる。人は成功したこと以上に上手くいかないことのほうが記憶に深く残ります。もっと上手くできればよかったと思う気持ちをぐっとこらえて、短い期間であったとしても本当の意味で心を通わせることができた日々を大切にしまっておきます。
 不器用で時間がかかってしまった部分がありますが、気持ちは3年前からずっと今と同じでした。映っていたのは自分の迷い、専門的に関われないという後ろめたさでした。表にすれば、単純な気持ち、
 もっと関わりたい
 君たちのことを誰よりも応援してる
 何もできなくてごめん
 という気持ちでした。でも、本当に伝えたかったのは、もっともっと単純な気持ちでした。本当に遅くなってしまいましたが、改めて最後、伝えておきます。

 君たちと出会えてよかった
 法政高校陸上部に入ってくれてありがとう
2013年11月14日
 おはようございます。
 朝の気温7度。寒さが続きます。三鷹駅伝まであと10日となりました。
 明日の天気が微妙なので、今日を大切に練習したいと思います。

  今日の練習では、短距離は寒さからなかなかスピードが思うように出ない部分があったようですが、短距離ブロック長の齋藤さんの方からも、メニューに入るまでの準備の仕方を意識的にやっていこうと反省が出ていました。
 中・長は他の学校が来年に向けての準備期間に入っている中、10日後の三鷹駅伝に向けて臨戦態勢のまま取り組むことができています。記録もずっと更新し続けています。
 部活の最後のところでは、今日練習に向かうときに警備員さんに「今年はどうですか?」と聞かれたことを引き合いに出しながら、君たちの頑張りを見てくれている人が必ずいること、その人たちの期待に添えるような自分になることについて話をしました。一見関係のなさそうな日常生活できちんとした生活を送ることができているか、そういうことがきちんとできていない人の走りは、本当の意味で人の心を打つものにはなりません。
 眠さに負けず、朝早起きしているか、
 家で家族のために何かしているか、
 時間を工夫して作って少しでも勉強時間を増やそうと努力しているか、
 食事は体にいいものを選んでいるか、
 授業中は学んだこと全てをそこで身につける覚悟で受けているか、
 友達を大切にしているか、
 挨拶をきちんと大きな声でしているか、
 目の前にある面倒くさいことから逃げずに、正面から取り組んでいるか
 自分の頑張りは自分が一番良く見ています。
 いざ、勝負となった時に、頑張れる自分がいるかどうかは、他の誰でもない、自分が決めるのです。
 自分の頑張りに絶対の自信がなければ、本当の意味での強さは手に入りません。
 そして、人としての魅力も生まれません。
 陸上と出会ったことをプラスに、誰から見ても、成長したと言われる自分になりましょう。
2013年11月15日
 おはようございます。
 朝の気温7度。寒さが続きます。三鷹駅伝まであと10日となりました。
 明日の天気が微妙なので、今日を大切に練習したいと思います。

  今日の練習では、短距離は寒さからなかなかスピードが思うように出ない部分があったようですが、短距離ブロック長の齋藤さんの方からも、メニューに入るまでの準備の仕方を意識的にやっていこうと反省が出ていました。
 中・長は他の学校が来年に向けての準備期間に入っている中、10日後の三鷹駅伝に向けて臨戦態勢のまま取り組むことができています。記録もずっと更新し続けています。
 部活の最後のところでは、今日練習に向かうときに警備員さんに「今年はどうですか?」と聞かれたことを引き合いに出しながら、君たちの頑張りを見てくれている人が必ずいること、その人たちの期待に添えるような自分になることについて話をしました。一見関係のなさそうな日常生活できちんとした生活を送ることができているか、そういうことがきちんとできていない人の走りは、本当の意味で人の心を打つものにはなりません。
 眠さに負けず、朝早起きしているか、
 家で家族のために何かしているか、
 時間を工夫して作って少しでも勉強時間を増やそうと努力しているか、
 食事は体にいいものを選んでいるか、
 授業中は学んだこと全てをそこで身につける覚悟で受けているか、
 友達を大切にしているか、
 挨拶をきちんと大きな声でしているか、
 目の前にある面倒くさいことから逃げずに、正面から取り組んでいるか
 自分の頑張りは自分が一番良く見ています。
 いざ、勝負となった時に、頑張れる自分がいるかどうかは、他の誰でもない、自分が決めるのです。
 自分の頑張りに絶対の自信がなければ、本当の意味での強さは手に入りません。
 そして、人としての魅力も生まれません。
 陸上と出会ったことをプラスに、誰から見ても、成長したと言われる自分になりましょう。
2013年11月15日
 おはようございます。
 三鷹駅伝まであと9日となりました。
 疲労がたまってきているので、追い込みすぎないように気をつけながら練習していきましょう。

  今日は雨だったので、体育館にてトレーニングしました。
 他の部活の生徒は、雨で練習できないとトレーニングになるので、嫌だとつぶやきます。しかし、陸上部の部員は誰一人としてトレーニング自体を嫌がることはありません。もちろん、走れたらもっとうれしいという気持ちは誰でもありますが、トレーニングが嫌いなわけではありません。でも、このこと自体、よくよく考えてみたら不思議な感覚なのかもしれません。
 他のスポーツをしている人からしたら、そのスポーツを頑張ってやっていくために仕方なく走るという感覚だと思いますが、陸上部員はそもそもその走りが好きなのであって、少しでも速く走れるようになるのであれば、そのために必要なことは苦ではありません。食べたいものを我慢することだってできるわけです。考えてみたら、みんな本当にすごいことを当たり前のようにやっているんですね。
 それでも、トレーニングを見ていると、まだまだ正しいフォームを意識して行えていない、ただ回数をこなしているだけ、やっているだけ感は否めません。今後は、もっと使っている筋肉を意識して、効果的に行えているかどうか、フォームのチェックをする癖をつけていかなければ、いざ走るというときにどうやってその筋肉を使えばいいのか、どのようなフォームで走るべきなのかアドバイスされてもその通りにできない、ということにつながっていきます。
 レジスタンストレーニングの極意は、
 1.回数を競わない
 2.丁寧に正しいフォームで行う
 3.力が入るときに息を吐く
 呼吸にさえ気を配りながらやらなければならないので、おしゃべりできるのは、レストの時だけですよ。
2013年11月19日
おはようございます。
 三鷹駅伝まであと5日です。
 今日は第3回目の試走となります。各ポイントのチェックをします。

 今日は短距離に小宮先輩と、田中コーチが来てくれました。中・長には高橋コーチが来てくれました。自分を入れて4人のコーチ陣。素晴らしい環境です。小宮先輩は法政大学の苅部監督のもと、世界を見て指導されてきた中距離選手です。中距離でもペース走は大切、スピード練だけではダメだ、など実体験に基づいて話してくれます。
 部員には、来てもらった先輩に対しての正しい礼儀の表し方とは何か、ということについて話しました。挨拶をしに行くこと、名前を言うこと、自分の練習を見てアドバイスがほしいことなどを積極的に伝えなければ、来てもらった先輩にとってのspecial oneにはなれないということを話しました。これは社会に出てからも通用する考え方です。高校生の頃から鍛えていかなければいけない力の一つです。
2013年11月21日
 おはようございます。
 三鷹駅伝まであと3日です。
 今日は最終選考会です。

 選考会結果
  男子チーム選手
 1区 2.9K区間  1年 渡辺
 2区 2.6K区間  1年 白石
 3区 3.2K区間  2年 奥野
 4区 3.8K区間  2年 飯盛

 補欠兼スタートサポート 庄
 東児童館サポート 須藤・横田
 
 女子チーム選手
 1区 2.9K区間  2年 丸田
 2区 2.6K区間  2年 高橋
 3区 3.2K区間  1年 岩橋
 4区 3.8K区間  2年 三角

 補欠兼スタートサポート 松野・渡辺
 山本記念館サポート  木寺・小宮山
 コミュニティーセンターサポート 齋藤・谷川
 当日の流れなど詳しくは→三鷹駅伝当日の流れ
 
 選ばれた選手は、出られない選手、サポートをしてくれる短距離メンバー、応援に来てくれるコーチ、そしてわざわざ来てくださる後援会・駅伝友の会の方々、保護者の方々、いろんな人たちの気持ちを背負って走るということをまだまだ十分理解できていません。感謝の気持ちで一杯になった状態でスタートできるように、心の準備をしていきましょう。
2013年11月21日
 おはようございます。
 三鷹駅伝まであと3日です。
 今日は最終選考会です。

 三鷹駅伝メンバー決定
  男子チーム選手
 1区 2.9K区間  1年 渡辺
 2区 2.6K区間  1年 白石
 3区 3.2K区間  2年 奥野
 4区 3.8K区間  2年 飯盛

 補欠兼スタートサポート 庄
 東児童館サポート 須藤・横田
 
 女子チーム選手
 1区 2.9K区間  2年 丸田
 2区 2.6K区間  2年 高橋
 3区 3.2K区間  1年 岩橋
 4区 3.8K区間  2年 三角

 補欠兼スタートサポート 松野・渡辺
 山本記念館サポート  木寺・小宮山
 コミュニティーセンターサポート 齋藤・谷川
 当日の流れなど詳しくは→三鷹駅伝当日の流れ
 選手の設定タイム、各ポイントの通過時間などは→三鷹駅伝関係データ
 選ばれた選手は、出られない選手、サポートをしてくれる短距離メンバー、応援に来てくれるコーチ、そしてわざわざ来てくださる後援会・駅伝友の会の方々、保護者の方々、いろんな人たちの気持ちを背負って走るということをまだまだ十分理解できていません。感謝の気持ちで一杯になった状態でスタートできるように、心の準備をしていきましょう。

2013年11月24日
 おはようございます。
 今日は三鷹駅伝でした。
 →三鷹駅伝の様子

 一般男子の部 法政高校陸上部男子 4位 41分14秒(昨年度41分50秒)
 一般女子の部 法政高校陸上部女子 2位 49分04秒(昨年度50分31秒)

 男子は昨年度よりも2位順位が上がりましたが、部員たちは3位を目標にしてきたので1つ足りませんでした。最後、飯盛君が5人抜きを達成しましたが、もう少し及びませんでした。女子は2連覇を目標にしてきましたが、設定タイムを上回るペースで走ったのにもかかわらず、準優勝。優勝したチームは都駅伝で無念の5区途中棄権を経験したチームでした。都駅伝で途中棄権するという経験は、この短期間で、1つのチームをここまで変えてしまいました。僕たちにとっても、この敗戦は大きな意味を持つ1敗となりました。人は勝ちつづることはできません。どこかで負けないと本当の意味では強くなれません。ただ、どこでその経験をするのかということが大切です。次の駅伝まであと1年ある、この経験をしたメンバーがそのまま残っていられるこの時期に、この大きな経験ができたことは決してマイナスではありません。やはり必然だったのだと思います。
 僕たちにとって必要な経験でした。
 まだまだ覚悟が足りなかったところがあるようです。それは選手自身が一番強く感じたようです。
 ありがとうございました。

 同窓会・駅伝友の会の皆様、保護者の皆様、また沿道で応援してくださった全ての皆様、普段学校内に活動場所がない法政高校陸上部員にとって、応援していただけることは何よりもうれしいことです。この場をお借りして御礼を申し上げます。
 ありがとうございました。
2013年11月30日
 おはようございます。
 三鷹駅伝の記録が届きました→三鷹駅伝結果
2013年12月09日
 おはようございます。
 いよいよ陸上部が始動します。
 試験でも一生懸命頑張れたでしょうか?昨日結婚式に出て思いましたが、自分が信念を持って取り組める仕事に就けるかどうか、信頼できる同僚と尊敬できる上司のいる環境に身を置くことができるかどうかは人生において非常に大切な要素になってきます。志あるところに志ある人が集まるのです。高校を卒業する3年間でその後の人生80年に影響を与えると言っても過言ではありません。陸上を何のためにやっているのか、陸上で食べていくためではありません、陸上を通じて人生を学んでいるのです。自分の限界に挑むこと、うまくいかないときでも何か方法はないかと真剣に考えること、そして歯を食いしばって目の前にあることに立ち向かうのです。勉強も、陸上も全く同じ脳を使った活動です。脳から出る指令が足を動かすことなのか、考えることなのかの違いだけです。誰だって最初は3K走ることでさえつらかったものが、毎日継続していると自然と楽しめるようになるのと同じで、毎日1時間ずつでも勉強することを始めれば、1時間の勉強では物足りなく感じる日がくるのです。そして、学校で出された宿題だけやるというつまらない勉強から脱して、宿題をやるのは補強と同じ、それ以外の部分を自ら勉強することが実際に走っているときの充実感と同じものを与えてくれるのです。僕は今でも仕事と家庭を両立したうえで、毎日少なくとも2時間は勉強を続けています。その上にランニングおよびトレーニングをしているのです。それでも、大変どころか、毎日楽しいですよ。やるか、やらないか、その2つの選択があるときに、やる、という選択をすることはもしかしたら面倒くさいことのように感じるかもしれませんが、大切なことはたいてい面倒くさいものであり、かつ、自ら取り組むことで人生を楽しくしてくれるものでもあるのです。
2013年12月09日
 法政大学高校陸上部顧問 木村 越
 5時半起床、朝練しました。
 体重51.7kg体脂肪率7.9%心拍57、コンディション数値28
 昨日のところで、安倍首相の漢字を間違えていました。とりあえず、朝練に行く前にそこだけ修正しておきます。

 ジョック5.3K 平均5分03秒
 〈武蔵野陸上競技場での練習〉
 10000Pace走をしました。生徒のペーサーになったので、100秒ペースで5000まで、そこから少しずつアップしました。40分24秒でした。


 昨日は親友たちと数年ぶりに会いました。昨日書いたテニス部エースだった後輩も来ました。今はhpに勤めています。自分と同期で、仕事が不安定のためまったく音信不通だった親友もいつの間にかhpに勤めていて、更に勝手に結婚していました。これには僕たち全員びっくりで、半分キレました。まだ式は挙げていないそうで、昨日も僕と同じくらい熱心に写真を撮っているかと思ったら、会場スタッフの人の動きを撮ったり、関係ないところばっかり撮っていました。式の下調べです。でも、絶対に結婚できないと思っていたので、安心しました。あと、仕事が安定してよかったです。今日からスペインに出張だと言っていました。
 式ではもう一人の親友がオーボエの演奏をしました。僕は彼のオーボエが大好きです。学生の頃からずっと聞きつづけているので、調子が良いのか悪いのかもわかります。彼はドイツのオーケストラで首席奏者まで務めましたが、今はスポーツ心理学の講師をしています。音楽に対してスポーツ心理学をという観点は他にできる人がいなく、日本でも唯一の存在です。普段は中学校の音楽の先生です。年末にうちに泊まりに来てくれることになりました。たっくんも数年前に会ったことを覚えているので、楽しみにしています。
 お互い、自分ができることを精一杯やっているので、なかなか時間を合わせることも難しく、会うことができませんでした。林の結婚式が僕たちのことを再び結び付けてくれました。
 親友の存在っていうのは、本当に大きいものです。会えるか会えないかの問題ではなく、心の中で常に支えとなって、頑張ろうというエネルギーを燃やしてくれます。昨日の式でも感じていましたが、たっくんとゆうちゃんにも、こんな風に思える親友ができてくれることを何よりも願います。
 
2013年12月18日
 おはようございます。
 今日は法政大学体育会の練習見学に安達君と行ってきました。
 小宮先輩が体育会で活躍してくれていたからこそ実現したこのチャンス。小宮君も寒い中、一緒に練習を見守ってくれました。
 練習開始までは流石の安達君も緊張していました。それも当たり前のことで、世界陸上や、様々なメディアで活躍されている苅部先生が目の前にいるのです。自分もこれまで苅部先生が出ていた特集の中で聞きたかったことなど、いろいろな質問を時間のある限りさせてもらいました。全ての質問に本当に丁寧に答えて下さり、やっぱり世界はすごい!という実感でした。そして、マネージャーから表舞台には出てこない選手まで一人ひとりの気持ちにすごく配慮されていて、その場にいる人全てに気を配っているのが伝わってきました。世界を見てきた人は、人柄も世界トップクラスです。また、箱根駅伝間近の時期にもかかわらず、坪田監督、成田先生にも紹介してくださいました。
 短距離・中・長、この部活の先に何があるのか、漠然とした中で進んできましたが、今日初めて、その先の世界がはっきりと見えました。それと同時に、もう一つはっきりしたことがあります。それは、僕は部員達の可能性を心から信じているということです。安達君の可能性について、更に来年3年生になる部員達の可能性について、語っていました。
 僕は安達君が法政大学体育会で活躍することを心から信じています。安達君が法政大学の4継メンバーになって走るところを見たい!
 飯盛君についても、坪田監督、成田先生に高校卒業までに15分切りを達成させると約束しました。そして、箱根駅伝に出よう!
 そしてずっと心配していた女子についても、頑張っている選手がいました。駅伝に関しては自分たちで作っていくしかなさそうですが、そういう気持ちを持って体育会に行けば、道は開けてきます。
 今日、トラックについてから帰る時まで、本当にたくさんの部員やマネージャーの人たちが自然に声をかけてくれました。体育会というと規律遵守の厳しいイメージが付きまといますが、僕と安達君が感じたのはそんなものではありませんでした。
 本当に清々しく、素敵な人たちだ。
 初めて会った人に対してもここまでうちとけて話をしてくれる。
 日本、世界で活躍している選手たちのその謙虚さと、まっすぐな性格にただ圧倒されました。
 こういう人たちと一緒に走ったら、きっと楽しいし、いろんなものが自分の中でも変わるはずです。
 法政高校陸上部が強豪校ではないことを十分理解しつつ、それでも、両手を広げていつでもおいでと言ってくれる法政大学陸上部の懐の大きさと、その大学と繋がっていることの幸せを改めて実感しました。
 さぁ、行きましょう。
 僕たちは法政大学高校陸上部です。
2013年12月21日
 おはようございます。
 いよいよ明日、全国高校駅伝ですね。
 誰よりも努力を積み重ね、夢の舞台にたどり着いた高校生たちの雄姿をしっかりと目に焼き付けましょう。
 そして、箱根駅伝まであと11日。法政大学、応援しています。そして義弟がコーチを務める大東文化大学も頑張ってもらいたいと思います。
 
 今日は短距離も中・長もジョックメニューでした。普段のスピードでは意識をしてもなかなかフォームの確認はできません。ジョックメニューの時にしっかりとポイントを確認することが大切です。更にそのうえで、家で姿見などを使いながらゆっくりと歩きながらフォームのポイントを1つずつ確認することが大切です。一度に2つ、3つはだめです。動作を細かく分けて、一つずつ確認していきましょう。最初は意識しなければできませんが、反復していくうちに無意識で行えるようになってきます。
 
 そして、先日のプロフェッショナルでイチローがインタビューされていました。イチロー選手の思考は、スポーツ心理学の面からも、超一流です。その言葉一つ一つに重みがあるのは、彼がそれを全て実践しているからです。ゼミでは今度紹介しようと思っていますが、ここでも簡単に内容を載せておきます。

・4000本のヒットより8000本の失敗
 一時の成功は気分を高揚させることはあっても自分をその後支える力にはならない。4000本の安打を打った数日後の試合でスタメンを外され、9対0でリードしている場面でスタメンを休ませるために代打に出された。そのときの屈辱感が今の自分を支えている

・最終形はない 
 毎年バッティングフォームの修正をしている。常に進歩し続けたいと思う。追っても追っても更にその先がある。後退することもある。だからそのままでいる方が楽。でも、それではいけない。

・遠回りをすること 
 スポーツに近道はない。遠回りをするしかない。

・試合に向けての準備
 体調に変化をきたさないよう試合前は同じ物を食べる。同じ時間に球場につき、同じ時間にバットを振り始める。同じ回数だけ練習をする。どんなときも同じようにルーティーンを継続してきた。スタメンから外され、代打になっても、いつでも打席に向かえるようイチローはただ一人同じように準備を続けた。消化試合で周りの選手が練習をしないときでも、ただ一人バットを振り続けた。その結果、出番が回ってこなくても。
 すべては、野球のため。子供の頃のように純粋に野球が好きだとは言えない。プロ野球に入ったときのインタビューで野球が好きだと純粋に答えた自分は、もういない。野球が楽しいなんて絶対に言えない。それでも、今の自分は野球が作り上げてくれた。自分がいるのは野球のおかげ。今の自分を作り上げてくれた野球に半端な気持ちで向かえるわけない。

 奥さんと一緒に見ましたが、スポーツに詳しくないうちの奥さんでも、言葉を失うくらいのインパクトがありました。是非、見てもらいたいと思います。まずは、僕のスポーツ心理学ゼミを取りましょう。
 そして、高3引退式まであと5日
2013年12月26日
 おはようございます。
 箱根駅伝まであと7日。
 法政高校受験推薦入試まであと27日。
 いよいよ高3の引退式です。
 僕が顧問になった年に入ってきた3年生。顧問としての思い出も3年分。毎年恒例のスライドも、自分が泣いてしまって作業が中断するというのは初めての経験でした。3年間分の重みです。
 毎年、この日が来るのは、楽しみでもあり、寂しくもあります。部員達の今後の活躍を期待する楽しさと、巣立っていってしまう寂しさです。
 今日一日、楽しみたいと思います。
 帰ったらUPします。
 →高3引退式の様子

 今日は高3の引退式でした。僕が10年間務めた硬式テニス部の顧問から、陸上部の顧問になった年に入ってきた高校1年生が、とうとう引退します。最初の年はこれまでの陸上部から大きく方向性を変えるために躍起になっていた年でした。硬式テニス部の指導で培った指導方針が何一つ通用せず、想いがうまく伝わらない歯痒さから、さらに強制力を働かせていた年だったのかもしれません。あの頃は、願えば何でもできる気がしていました。全国までの道筋が見えていて、そのために変えなければならないことを理解させようとして、強く出て、生徒と距離を置き、必死にレールの向きを変えようとしていました。その頃、スポーツ心理学の指導者をしている高校からの親友が僕の家に泊まりに来たことがありました。大学でスポーツ心理学を学んでいるメンバーはスポーツ界の著名人ばかりで、彼は音楽の世界を極めましたが、スポーツには疎く、理解を深めるためにランニングを指導してほしいという話になった時期でもありました。僕の家でランニング合宿をして、朝練で20K近く一緒に走りながら話したことがあります。
 高校の部活動において、顧問の役割とは何なのか。そんなことを延々と話し合っていました。僕もスポーツ心理学においては、コーチとは選手を正しい方向へ導く存在であり、馬車(coach)のような存在であるべきだとされていることは知っていましたが、実際の現場を担当している立場から、それだけではダメで、時には自分から方向性を示して、厳しく接していかなくては選手の成長はない、特に陸上はそのような特性が強いスポーツなんだということを彼に言いました。でも、その時、彼はハァハァ苦しそうにしていた呼吸を一度整えて、はっきりとこう言ったのです。
 「生徒のやりたいことを邪魔するような存在なら、越はいらないんだよ」
 あれから3年経った今でも、あのときのことははっきり覚えています。その言葉の意味がうっすらと実感できるようになるまで、3年かかりました。その彼がまた、年末に3年ぶりにうちに泊まりに来ることになったのも、きっと偶然ではないと思います。あの一言で、僕の方向性は随分と変わったからです。
 You can't make the first impression twice(第一印象は二度作れない)
 僕は常に変わり続けようとしましたが、最初の印象が大切なことも事実です。自分の表現力不足で、嫌な思いをさせてしまったこともありました。でも、今の3年生は、僕のそうしたことや、法政大学高校陸上部の経験した成長や、苦しんだこと、そして楽しかったこと、その全てが詰まった3年間の集大成です。振り返ってみたときに学ぶことはあっても、後悔することは1つもありません。
 何故なら、君たちと過ごした3年間は、本当にドキドキ、ハラハラの連続で、可能性に満ち溢れていた3年間だったからです。その全ての想いを込めて、スライドショーを作りました。受け取ってください。

  一人ひとりにいろいろと伝えたい想いはあっても、実際に言葉にしようとすると形が崩れていきます。
 ただ、スライドの最後の言葉はきっと、僕の気持ちの全てをうまく表現できている気がします。
 
 3年生へ
 法政高校陸上部に入ってくれてありがとう。


戻る